Butterfly(男主) 2

大きい夢 ページ21

JH side









シンが釜山に帰った日

俺たちも同じようにオフになって、宿舎でダラダラしてた









はずだったんだけど、自然とみんなリビングに集まってて気持ちは一緒なんだと悟った









TH「シン大丈夫かなあ」






テヒョンの声がすごく寂しそうに聞こえた







シンは、俺たちが当たり前のように母さんに愛されて、父さんに叱られて、兄弟と楽しく遊んでいた頃




どんな風に生きていたんだろう









きっと俺には想像できない世界にいたんだろうな









SG「そんなに辛そうな顔すんな」



「ヒョン、」



「俺、シンのこと何もわかってやれない」








最近こんなに近くにいるのに、シンが何を見て、何を感じて生きているのかわからないと感じる






ずっと、こんなに近くにいるのに





おじいさんが亡くなってからしばらく機械みたいで、何を考えてるのか全くわからなかった









JN「シンは必ず僕たちのとこに帰ってくるよ、大丈夫」




JM「僕たちが信じてあげないとね！」









「ただいま、」





あ、落ち込んでる



なんかすっかりデビュー前のシンに戻ったみたい笑





大丈夫


今ならちゃんとシンのことがわかる


今だってほら、泣くの我慢してる







シンは俺たちに聞いて欲しい話があっても自分からはなかなか話出せない


だからこういう時は黙って抱きしめるんだ







みんなで決めたルール


シンの家族として、たくさん甘やかしてあげるんだ









今すぐ抱きしめてやりたかったけど、今回はしょうがないからジミンに譲ってあげる笑

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