たった1日 3 ページ18
SN side
「ただいま、」
正直今日はあまり帰りたくなかった宿舎
冷め切って、汚くなってしまった俺には眩しすぎるから
釜山の海を見てるとどこか遠くに飛んで行ってしまいたくなった
まだ誰も俺のことを知らない頃に戻って、全てがやり直せたらと思った
JN「おかえり、みんな待ってるよ」
みんなでご飯でも食べてたのかな
リビングにはみんな揃って迎えてくれた
JM「シンがいない間、グガが俺にすごく冷たかったんだ〜、会いたかったよ可愛い弟よ」
そう言って頭を撫でて抱きしめてくれたジミニヒョン
ずっと出なかった涙が栓が外れたかのように溢れ出た
「、ヒョンっ、ヒョンあのねっ、」
嗚咽が止まらない僕の話をみんな真剣に聞いてくれて、一緒に涙を流してくれた
よく頑張ったと強く抱きしめてくれた
全てがうまくいくわけじゃない
それはこの芸能界にいるんだから、痛いほどわかってるつもりだった
それでもつまずいた時、前に進めなくなった時、
いつも同じラインに立って歩いてくれるのはこの7人だった
7人もの大切なヒョンからこんな大きな愛情をもらったら、あんな母親からのちっぽけな愛情にしがみついてた自分が不思議に思えた
芸能界に入って、大きくなって
特別な自由をもらった分、当たり前の自由が制限された
でももう1つ、俺は当たり前を失った
そのかわり、当たり前じゃない特別な
俺だけの
あったかい愛情をもらった
「ヒョン、愛してます」
心からそう伝えられるよ
少し照れるけど、それでも愛してる
どこまでも大きくなりたい、誰よりも有名になりたい、美味しいご飯が食べれるようになりたい、
母さんと父さんに、認めてもらえる人になりたい
そう思って活動していたけど、次第にそれは変わってたんだ
armyのために頑張りたい、応援してくれるスタッフのために頑張りたい
メンバーのために頑張りたい
メンバーと一緒に頑張りたい
俺はみんながいたから、ここにいる
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rosé love(プロフ) - めちゃくちゃ面白いくて一気読みしてしまいました!更新楽しみに待ってます! (2020年11月21日 5時) (レス) id: cc83ba47d7 (このIDを非表示/違反報告)
みんゆん(プロフ) - おじいちゃん亡くなるお話で普通に泣くとこでした...職場だったので耐えましたけど...生意気マンネ君これからも楽しみにしてます! (2018年4月2日 10時) (レス) id: 12ed10ffb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しのはち | 作成日時:2018年4月2日 9時