不協和音 ページ38
A side
結局何の手がかりも見つからないまま、私たちは図書館を後にした。
これからどうしようかとみんなで考えながら、校舎に戻ってきたが、とある教室の中から女子たちの悲鳴が聞こえてきた。
「!!
何だ!?」
『あそこ確か軽音部の部室だぞ!?』
何事かと思い、様子を見るために扉を開ける。
中には数人の女子たちと、軽音部の一番人気の木田栗鼠人がいた。
しかし木田栗鼠人の様子が変だ。
「ゲースゲスゲスゲスゲス!!
オレの超絶テクニックを見るでゲスー!!」
木田栗鼠人は複数のギターピックを指の間に挟み、黒板に向かって…
「黒板早弾きぃ!!!」
不快な音が耳をつんざく。
「キャアアアアア!!!」
『うっ…!!!』
手で塞いでいても音が頭に響く。
これはまずいと命の危険を察知した全員は、その場から早急に撤退した。
扉をピシャリと閉め、壁にもたれてしゃがみ込む。
今ので結構体力持ってかれた…。
「はあっ、はあっ、死ぬかとオモッタ…!」
『あれ大問題だろ…』
頭を振ってどうにか感覚を取り戻す。
「軽音部で一番人気者の木田くんまでゲスになっちゃうなんて…」
「?
人気者?
もしかして…」
マタロウが何かを思いついたようだ。
28人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜夜 - 饅頭さん» またジンエマダメな人いてくれた…!!じんぺが好きすぎる私がおかしいのかと思った…ww (2020年2月13日 8時) (レス) id: e216db5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭(プロフ) - ジンエマ地雷持ちだったから大丈夫かと思っていたら… 意外と大丈夫でした(^p^) でもやっぱりジンエマはダメでした (^p^) (2020年2月12日 18時) (レス) id: bb1145914b (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - なんと!?残念… (2020年2月2日 18時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
桜夜 - 彼雨さん» 残念ながらまだ五話は上がっておりません…(泣) (2020年2月2日 18時) (レス) id: e216db5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - YouTubeなら多分見れると思います (2020年2月2日 13時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜夜 | 作成日時:2020年1月27日 0時