Your Heart is Child (ページ2)

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Child 20 ページ2

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翔「動き出すぞ」

そんな翔ちゃんに、リーダーは強く頷いた。

すると、こちらへ向かってきてた潤くんが不意に立ち止まり、紙を取り出した。

和「なんだあれ」

翔「しばらく見てよう」

そして、その紙を手の中でぐしゃぐしゃにして、雪の中に埋めた。

潤「くそっ…」

翔「なんだ？」

潤「…な…んでっ…なんで…だよっ…！」

雅「どうしたの!?」

翔「わからない」

和「潤くん…」

智「も、もしかして！」

リーダーがまたも何かに気がついたらしい。

手のひらに拳をうちつけ、ひらめいたような仕草。

一斉にリーダーを見る。

智「確か…この時期に松潤のお母さん、亡くなったんじゃなかったっけ…」

和「あ…」

思い出した。そうだ。

この頃潤くんの笑顔が一番少なかった時期だ…。

だから、潤くんのために鍋パーティーしようって…

雅「俺が提案したんだ…」

翔「そうだったね…」

泣いている潤くん。

何もしてあげられずに、黙って見ているだけの僕ら。

もどかしくて、つられて泣いてしまいそうだった。

潤「かっ…母さん!?」

和「な、何!?」

翔「なんだあれ!?」

突然潤くんの前に、僕たちの前に現れたのは

母「潤…」

死んだはずの潤くんの母親だった。

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