6 ページ7
·
北人side
あれから7年が経った
中三の冬に思い切って受けたオーディションに合格してTHE RAMPAGEのヴォーカル候補生になって、それからはこの世界で生き残るために死にものぐるいで歌い続けて、今ではデビュー5周年を迎えようとしている
樹｢もう5年経ったって、早いですよね｣
今は、同じメンバーで仲が良い樹とご飯を食べに来てる
ちょうど同じこと考えてたんだな
北｢早いよな〜、デビューしたの昨日に感じる｣
樹｢昨日は言い過ぎです笑｣
北｢え、そう？笑｣
なんなら、あの日だって昨日なんじゃないかと思うくらい
樹｢…幼なじみさんに、連絡しないんすか？｣
北｢……なにお前、俺の心読めるの？｣
樹｢北人さんがその顔してる時、だいたい幼なじみさんのこと考えてる時ですよ｣
北｢顔って…｣
樹はメンバーで唯一千紗のことを知ってる
(知ってる、というより、俺がこの前飲み潰れた時に名前を出しちゃって、問い詰められて暴露させられた)
千紗に何も言わずに上京した日から7年。千紗のことを考えなかった時なんて1度もない
『無理だよ』
そう言われた時、千紗なら頑張れって言ってくれると思ってたから正直ヘコんだ
けど、なら絶対歌手になって千紗を驚かせてやろうと思って必死になってここまできた
ってのは嘘じゃないけど、俺が夢を叶えたかった本当の理由は
樹｢北人さんは、幼なじみさんのこと好きなんですか？｣
北｢……好きだよ、ずっと。小学生の頃から｣
樹｢健気っすね〜｣
北｢だろ？…次会ったら告白しよっかな｣
樹｢良いじゃないですか。今の北人さんなら絶対いけますよ｣
千紗は、俺の事を幼なじみとしてしか見てなかった
夢を叶えた今の俺なら、千紗は幼なじみじゃなくて一人の男として俺を見てくれるかな
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 570人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こばやし。(プロフ) - あんずちゃんさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです…頑張ります！応援よろしくお願いします(^_^) (2019年9月30日 22時) (
レス) id: 63ac337f91 (このIDを非表示/違反報告)
あんずちゃん(プロフ) - すごいいいお話で好きです！これからも頑張ってください！ (2019年9月27日 22時) (レス) id: d847cca69c (このIDを非表示/違反報告)
こばやし。(プロフ) - かなとさん» 教えて頂きありがとうございましたm(_ _)m (2019年9月11日 8時) (レス) id: 63ac337f91 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月11日 8時) (レス) id: cb71b72b95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こばやし。 | 作成日時：2019年9月11日 7時
