Can't Say Goodbye【1】

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千紗side



『お疲れ様でした！』



問題なく無事に終わってよかった……

恵美子さんに報告のLINEをしながら帰る



外に出ると、少しヒンヤリしていた


涼しいしたまには歩こうかな〜



秋になりかけの夕方は過ごしやすくて好きだから、何駅か分だけ歩いて帰ることにした




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勉強も兼ねて、RAMPAGEさんの曲をイヤホンに流しながら歩く

まだ、どの声が3人の誰なのかはっきりとは分からないけど…


たまーに、『あ、今のは北人くんかな？』ってわかる瞬間がある


特にゆっくりとした曲を聞いてる時が多い

なんで北人くんだけ分かるんだろう…









時々地図を確認しながら歩いていると、ちょっと道を外れたところに小さい公園を見つけた


少し覗いてみると、夕方だからかもう遊んでる子はいないけど

ベンチに1匹の猫が丸まっているのが見えた



野良猫なんて見るの久しぶりでなんだか懐かしい気持ちになって、ゆっくり近づいて猫の隣に座る


すると、人馴れしているのかひょいっとわたしの太ももの上に乗ってきた


恐る恐る撫でてみると、びっくりするくらいフワフワで



『かわいい…癒される……』




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