�� ページ6
−大広間
陣｢若！連れてきました！｣
？｢はーい！入ってー！｣
陣さんが襖を開けると上座には金髪の若い男性が座っていて、その横には外国人風の男性が座っていた。
私は、金髪の男性の目の前に用意された座布団に座るように言われた。
｢(この人が若頭さん…？)｣
？｢片桐Aさん、だよね？｣
｢は、はい…｣
？｢やっと会えた…僕のこと覚えてる！？｣
｢…え？｣
？｢やっぱり覚えてないかー！｣
何故か残念がる金髪の男性と、呆れてる陣さんと外国人さん。
陣｢20年以上前の事覚えてる人なかなかおらんで｣
？｢俺でも覚えてないわ…｣
｢(日本語喋った…)｣
？｢えー！？そんなもん！？｣
｢(そしてまた置いてきぼり…)｣
力矢｢…おっと失礼、自分はエリオット・力矢と申します｣
｢あ、はい…｣
陸｢青山陸です！周りからは若とか若頭とか呼ばれてます！｣
陣｢陸さん…若はこう見えても俺らの中じゃ1番偉い人なんやで？｣
陸｢ねぇ！こう見えって失礼じゃない！？｣
金髪の人はヤクザの若頭には見えないぐらい明るい。
本当にヤクザなのか…？
｢(ってか覚えてる？って…？)｣
そんなこと考えていると、上座から私の目の前に座って両手を握ってきた若頭さん。
｢！？｣
陸｢キミは僕の初恋の人なんです！だから…今日からここで僕のお嫁さんとして住んでもらいます！｣
｢は、はぁ！？｣
陣｢当然の反応やな｣
力矢｢突然こんな事言われたら驚く｣
陸｢あ、嫌だとは言わせないよ？だって僕はキミを5000万円で買ったんだし｣
頭がついていけない。
なんでいきなりこの人のお嫁さん！？
｢え、え…？｣
力矢｢…母親が貴女をうちに売った話はそこに居る陣から聞いたかな？｣
｢は、はぁ…｣
力矢｢貴女のお母さんはうちから5000万の借金をしていた、それをチャラにする条件が貴女との縁を切って他人になるということ｣
陣｢ただ口だけで約束してもあれやから結婚してまえ！ってなった訳や｣
母親と縁が切れるのは有難い…けど、なんでヤクザがそんな人助けのような事を…？
｢なんでそんな事を…？｣
陸｢さっき言ったでしょ？僕の初恋の人だからですよ、好きな人を守りたいって思うのは変ですか？｣
｢え、いや…えぇ…？｣
大型犬みたいな笑顔でサラッと凄いことを言う若頭さん。
そもそも初恋ってどういうことですか！？
陸｢今日からよろしくね奥さん♪｣
｢は、はは…｣
→
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しをちゃ(プロフ) - 待ってました！嬉しくて踊ってます！嘘ですごめんなさい！でも嬉しいです！ (2021年4月29日 0時) (
レス) id: dc85e84606 (このIDを非表示/違反報告)
咲人(プロフ) - わー！！更新ありがとうございます泣 こちらの小説大好きなので更新されて嬉しいです泣 (2021年4月27日 13時) (レス) id: 0abd9b4149 (このIDを非表示/違反報告)
ミース - この作品めちゃ好みです！更新頑張ってください！＼(^o^)／ (2020年11月28日 8時) (レス) id: bbfb96cd5e (このIDを非表示/違反報告)
如月亜莉亜(プロフ) - はじめまして このお話やばいですめっちゃニヤニヤしちゃいます 更新楽しみにしてます！ (2020年7月7日 13時) (レス) id: cba40d4c9c (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - はじめまして、めちゃくちゃ読みたいタイプのお話過ぎて驚きつつニヤニヤ読んでます、、続き楽しみにしてます！ (2020年5月4日 14時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暖多 | 作成日時：2018年8月13日 22時
