always with you. 2 (ページ20)

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おがさわらページ20

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「ちゅーしたいんだけど。」

帰ってくるなり、私の顔を手で挟んだ海くん。

「ん？」

「ん？じゃなくて、ちゅーしたいんだけど。」

むすーっとした顔で、じーっと見つめられて、だんだんなんだか恥ずかしくなってきた。

「ねぇーA？」

「ん、んーと…ちゅー、する？」

「する！」

一瞬にして、きらきらにこにこの海くんになったと思ったら、がっつり後頭部を抱え込まれて、ちゅーなんて可愛いもんじゃない。

「…っ、かぃ、くん…！」

「まだ。足りないから、もう少し我慢して？」

キスの合間に合った目は、熱っぽくて色気が宿って、にやっと笑ったと思ったら、また激しく口付けられる。

本格的に苦しくなってきたところで、やっと解放される。

「あぁーあ。」

ふっと視線を外されて。

「ねぇーしわしわになっちゃったんだけど。」

視線の先には、私が掴んで皺になってしまった海くんのシャツ。

「あ、ごめん。」

「お気に入りなのに、責任、とってね？」

(……海くんのせいじゃん？)
(そんなこと言うお口はこうだっ)
(もう充分です…！)

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