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まつお ページ15

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やかましくインターホンがなるからドアを開けたら、バイクをひっさげた幼馴染が立っていた。





「いつの間に免許とったの?」


「あーいつでもえぇやん。
ほら後ろ。」





挨拶もなし、ヘルメットだけ投げてよこされる。





「事故んない?」


「事故らへんわっ
えぇからはよ乗り!」


「はいはい。」






しぶしぶ後ろに乗って、太陽しっかりつかまる。





「で。どこ行くの?」


「どこでもえぇやん、てきとー。」




てきとーって。

昔はそんな子じゃなかったのに。






「じゃあさ、コンビニ寄ってから、海。」


「海?寒くてしゃあないやん、」





なんて言いながら、しっかり、向かう方向は海。





「たかしさぁ、いつからそんなにやんちゃになったんだろうねー」


「なんやねんいきなり。」


「昔はさぁ、Aねぇちゃんって後ろついてまわってたのに。」


「いつの話やねん、もう立派に大人やで?」






「はぁーさみしーなーぁ」





横を流れていく風の音を聞きながら無駄口叩いて、
それでしっかり、太陽の背中にくっついてみたりして。





「俺がやんちゃになっても扱いが変わらんかったの、Aだけやで」


「あー、そう?
だって太陽は太陽だからなー」


「そういうとこやねんなー、俺が好きなのは。」




さっきまで張ってた太陽の声が、いきなりちっさくなって。




「んー?なんか言ったー?バイクの音で聞こえなかった。」


「なーんも言ってへんわ!えぇからしっかり捕まっときや」








(たかしー?)
(んー?)
(いや、さっき、なんて言ったのかなーって。)
(なんも言うてへん言うたやろ!)
(あっそ。)
(あっそって、興味なしか!)





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みっきー - 稜海推しの8号車です!面白いです!頑張ってください! (2017年10月18日 17時) (レス) id: 7809a2007e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やまの | 作成日時:2016年11月26日 21時

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