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それから、しばらくの間
あたしは健二郎に抱きしめられていた。
健「…A」
「ん、どうしたの?」
健「岩ちゃんにキスされたんやろ?」
「う、うん」
健「消毒しとかんとあかんな」
そういって、ニヤリと微笑んだ健二郎。
そしてすぐさま、ソファーに押し倒され、
「…んっ」
キスをしてきた。
舌も入れられて、絡めて
何度も何度も、キスをした。
「っ、あっ…」
そして、首筋についた痕に、
重ねるように、噛み付くように
でも、すごく優しかった。
健「…ん、消毒完了」
「…っ、恥ずかしい」
健「これからは、毎日こんなんすんのに?」
「は、なにいってんの!しないってば!」
健「…嬉しいくせに」
「もう、健二郎のばか!」
健二郎からの愛が、伝わってきて
嬉しくて、すこしニヤニヤしちゃった。
「…あたしも、つけようかな」
健「おまっ…俺はええから…っ!」
…なーんだ、つまんないの。
まあでも、いつかはつけるから。
あたしだけの、モノって証拠。
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作者名:はんぺん | 作成日時:2017年4月14日 0時