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連れてこられたのは、多分更衣室。
バタン、とジフン先輩が扉を閉める
JH「脱げ」
え、ここでですか…
と、少し躊躇ったものの、反抗するのも恐ろしいので、
仕方なくネクタイをとり、ボタンを外す
まぁ、キャミソール着てるしいいか、
プチ、プチ…
全てのボタンを外し終え、シャツを脱ごうとすると
JH「おい!悪かった…!!」
勢いよくジフン先輩に止められ、
はだけたシャツをもういちど着せられる。
『先輩、どうしたんですか?』
目の前のジフン先輩は先程の意地悪な顔とはうって変わって、
戸惑った顔
JH「お前、ちょっとはためらえよ…」
と、腰に手を当て頭をポリポリするジフン先輩
『なんでですか??』
と意味が理解出来ず尋ねる
JH「…なんでって、お前、女だろ?」
『あ、気付いてたんですね、あ…あの名簿か!』
別に隠していた訳でもないので、普通に答えると、
JH「プッw 隠してたわけじゃなさそうだなw」
何がおかしかったのか、口に手を当て笑うジフン先輩
垂れ下がった眉と細めた目がワンコのように可愛らしかった。
JH「やっぱお前面白いわw」
と褒められたので、
『ありがとうございます(?)』
と何となく返しておいた。
JH「そのハンガーラックに在庫あると思うから、合うやつ選んで」
と、今度は後ろを向くジフン先輩
案外優しいのかもな、と制服を選びに向かった
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作者名:reo | 作成日時:2024年1月14日 18時