本当の理由 ページ6
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JN SIDE
僕たちがAちゃんを選んだのにはちゃんとした理由があって、誰でも良かったわけじゃない。
最初は正直、" 僕らを癒してくれる誰か "って名目で探し始めたわけだけど、だけどその過程でAちゃんのことを知ったんだ。
ー 君に決めた日 ー
HS「ねぇ、みんなこれ見て」
スニョアがスマホを握ってリビングにやってきて、その場にいたみんなにスマホの画面を見せてきた。
その画面には、カラットと思われる女の子のSNSが写っていた。
そのSNSにはたくさんの " 助けて " の文字。
WZ「この子カラットなの?誰かになんか嫌なことでもされてるのかな」
その子のSNSには、こう書いてあった。
" 毎日毎日傷つけられて嫌になる "
" 離れたくて仕方ないのに体が言うこと聞かない "
" 私にはなんの権利もないの? "
" 逃げることなんて許されない "
" きっと一生このままなんだ "
" SEVENTEENの曲聴いてる間だけ救われる "
" 誰か助けて " " 助けて " " お願い、助けて "
この文とは対照的にSNSのアイコンには、可愛い笑顔で笑う女の子の写真。
MH「そうっぽいよね、こんなに助けてって書いてある」
JS「僕たちの曲聴いてる間だけ救われるって書いてあるね。やっぱりカラットなんだね」
この子は僕たちの曲を聴いてる時だけ救われた気持ちになれるんだ。
嬉しいことなんだけど、内容が内容なだけに複雑な気持ちにもなる。
SC「この子にしよう」
HS「え?」
MG「僕たちを癒す人の話?」
SC「そう、この子を救ってあげよう」
スンチョリヒョンの言葉にみんな同意した。
もちろん僕も。
助けてあげたい、だってこんなにも助けを求めてるんだもん。
SG「でもどうやって?」
WN「これ、見て。ここに毎週土曜日にソウル図書館で勉強してるって書いてあるよ。僕、ソウル図書館なら何回か行ったことあるから場所わかる」
さっきまでスニョアが持ってたはずのスマホをウォヌが持っててその子に関する情報を見つけてくれた。
VN「次のオフって確か土曜じゃない?」
JH「そうだな、じゃあさっそく作戦会議でもしますか」
こうして、Aちゃんは選ばれたんだ。
最初、Aちゃんに冷たく接したのもAちゃんに降りかかってる現実から救い出してあげるためなんだ。
いつか理解してもらえる時が来たらその時は笑って君が望むように抱きしめてあげる。
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melody.(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます!最近なかなか更新できず申し訳ありませんでした、、これからも更新しますのでよろしくお願いします^^ (2019年9月9日 18時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新お疲れ様です!お忙しい中更新して頂いてほんとに感謝します!忙しいなかほんとにありがとうございます! (2019年9月9日 8時) (レス) id: c0f44251b7 (このIDを非表示/違反報告)
melody.(プロフ) - 山内優菜さん» コメントありがとうございます^^体調まで気にかけていただきありがとうございます!優菜さんも熱中症など体調にお気をつけてくださいね^^ (2019年8月18日 2時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
山内優菜(プロフ) - 毎回楽しみにしてます!体調に気を付けて頑張って下さい(^-^)ゝ゛ (2019年8月17日 11時) (レス) id: 6807067b24 (このIDを非表示/違反報告)
melody.(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます!最近やけに忙しくなかなか更新出来ずにいましたが落ち着いてきたので更新を再開いたします!お待ちいただきありがとうございます^^更新遅くなり申し訳ありません。 (2019年8月13日 2時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:melody. | 作成日時:2019年7月31日 11時