知らなければ

同じ気持ち ページ41

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スニョアオッパと同じ気持ちになれたあの日以来、他のメンバーが私に話しかけるとすかさずスニョアオッパが私のところに来て守るようになった。



さすがにやりすぎな気もするけど…笑



HS「Aは無防備すぎ！他のメンバーもAのこと狙ってるかもしれないんだから！」



「でもただ話してただけだよ？」



HS「いや！あれは親密な感じだった！」



気持ちは嬉しいけどね。



そんなある日、私は行く養成学校が決まり宿舎を出て行く日も決まった。



SC「じゃあ今月中には出て行っちゃうんだね？」



「うん、残りあとちょっとお世話になるけど、来月には確実に寮に入るよ！」



DK「スニョアヒョン、寂しくなるね〜！」



HS「う、うるさいなぁ！」



私もここを出るのはひどく寂しいけど、本格的に決まったことに安心感もあって新しい生活や養成学校でのことでわくわくする。



それから行く学校についてみんなと話したり、寮生活がどんな感じなのかとか話したりして過ごした。



HS「A、部屋で話せる？」



「え？うん！」



みんなで話ししてると、スニョアオッパが私の分の飲み物を持って部屋で話そうと言ってきた。



私の部屋に行き、二人で床に置かれた小さなテーブルを挟み座った。



HS「はい、ココア」



「ありがとう〜」



HS「なんかあっという間だったね、一緒に過ごした時間」



「そうだね、でもすごく楽しかったなぁ。最初はここに居ることが嫌で逃げ出したくてたくさん戸惑ったし少なからず恐怖心もあったし、なにより誤解して家飛び出しちゃったこともあったしね」



HS「あはは、そんな事もあったね！」



スニョアオッパが淹れてくれたココアを飲みながらここに来た時からの話とかで盛り上がった。



だけど、たまに不意に見せる寂しそうなスニョアオッパの顔を私は見逃さなかった。



「スニョアオッパ、寂しい？」



HS「そりゃ寂しいよ。今みたく毎日会えなくなるわけだし、なによりAのこと好きだからね」



「私も寂しいよ。それに私だってスニョアオッパと同じ気持ちだから尚更寂しい。」



HS「でもさ、ちゃんと応援するから！連絡だって毎日するし！会おうと思えばいつでも会える！」



「うん！それにあと2週間はここにいるから！」



私たちはお互いの気持ちを再確認するかのように抱きしめ合って今までにないくらい優しいキスをした。



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