知らなければ

旅行当日 ページ25

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早めにセットしたアラームの音で目が覚めた。



今日はみんなと旅行に行く日。



出発時間の2時間前に起き、洗顔と歯磨きを済ませ部屋に戻るとさっそくメイクに取り掛かる。



ここに来てからというもの、外に出る機会がなかったためせっかく貰ったメイク用品も今日まで使うことがなかった。



かなり久々にメイクするなぁ。



「スングァナのオンニがくれたこのアイシャドウ色がすごく可愛い」



ここに来る前によくしていたメイクをし、髪もせっかく貰ったコテを使って軽く巻いてみた。



久しぶりに使ったからあまり上手くないかもしれないけど久々にこうやってちゃんとした格好するとなんか嬉しいなぁ。



身だしなみの準備が終わり、カフェオレを飲むためにリビングに行くともうミンハオが起きていた。



「おはよう」



MH「あ、おはよ！…A？」



「うん？なに？」



MH「ちょっとこっち来て」



「え？うん」



ミンハオに呼ばれ、近くに行くと上から下までじーっと眺められた。



なんだろう、私なんか変かな？



MH「可愛い、すごく可愛いよ！」



「え？」



予想外の言葉に驚いてしまい、開いた口が塞がらない。



MH「かなり可愛い！これはみんな驚くと思うよ！その服もすごく似合ってるし！」



なんだかミンハオに褒められるとすごく嬉しい。



JN「え！A？！」



ジュニオッパも起きてきたらしく、私を見て驚いている。



「おはよ！ジュニオッパ！」



JN「うわ〜！可愛い！」



そう言うとぎゅっと抱きしめてきたジュニオッパ。



寝起きなのになんでこんないい匂いなの？



「変じゃないかな？」



JN「全然！すごく可愛くてびっくりした！」



VN「おっ！可愛いね、ヌナ」



次に起きてきたのはボノニで、ボノニも寝ぼけた感じで可愛いと言ってくれる。



私今全運を使い果たした気がする。



それから続々と起きてくるメンバーみんなが褒めてくれて、早起きした甲斐があったななんて嬉しくなってしまう。



JS「それにしても、普段Aはすっぴんでいるからこんなに可愛くなって驚いた！まぁ普段もすごく可愛いけど！」



WN「Aって元がいいもんね」



SC「たしかに！元がいいから何しても可愛いよね！」



こんなに褒められるなんて予想外すぎてもう嬉しいを通り越して不安になってきた。



JH「さ！そろそろ出発しますか！」



DN HS「いえーい！！！」



みんな荷物を持って家を出た。



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