真実 ページ16
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SEVENTEENに宿舎に来て、普通に会話が出来るようになって1ヶ月程経った頃。
私はトイレに行きたくなって、今では鍵がかかってない部屋から出るとトイレに向かった。
トイレはリビングのドアの近くにあって、トイレから出た後リビングのドアが少し開いてることに気付いた。
少しだけ開いたドアの隙間からリビングの中を覗くと、ウォヌとミンギュとジョンハンとジョシュアの4人がいるのが見えた。
中に入ろうかとも思ったけど、聞こえてきた会話の内容に私の足は止まった。
MG「Aちゃん、最近は元気みたいでよかったよね!」
JH「本当だね、俺たちを癒してくれる誰かを見つける手間も省けてしかも可愛いし綺麗」
WN「スニョア本当いい子見つけ出したよね」
JS「でもまぁ、癒してくれる誰かになったわけじゃないけどね」
JH「確かに、癒しって感じじゃないよね」
私がここに来た理由…それはセブチのメンバーを癒すための道具が欲しかったから…
ホシが見つけたってどういうこと?
癒し道具…道具…また私は道具にされる。
人間なのに…
でも癒しって感じじゃない…?なんなの…
私にどうしろって言うの。
ジョンハンが何か言いかけてたけどこれ以上聞きたくなくて足音も立てずに部屋へと戻った。
カーテンも締め切り薄暗い部屋の片隅に座り込む。
「また同じことの繰り返し…」
「せっかく信じれたばっかりなのに…」
SC「Aちゃん、入るよ〜」
私が俯いてそんなことを考えているとエスクプスが部屋に入ってきた。
SC「あれ?Aちゃん?あ、いた!どうしたの?そんなところで」
リーダーであるこの人がさっきの話のことを知らないはずがない。
SC「どうしたの?カーテン開けるよ?」
「やめて!!」
つい、大声を出してしまった。
だけど、私はあの話を聞いて平然ではいられない。
エスクプスはカーテンを掴んだ手を離し、私の方へ来て私の目の前に座り込んだ。
SC「なにがあったの?」
「私、帰ります」
SC「え?いきなりどうしたの。Aちゃん最近元気だったしメンバーとも普通に仲良く出来てたのにそんな急に本当なにがあったの?」
「私はカラットだし、実際ここに来てみなさんが本当にいい人なんだって思ってました。でも違いました。私の勘違いでした。こんなところにもういれません。だから帰ります」
エスクプスを押しのけ私は部屋から飛び出した。
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melody.(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます!最近なかなか更新できず申し訳ありませんでした、、これからも更新しますのでよろしくお願いします^^ (2019年9月9日 18時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新お疲れ様です!お忙しい中更新して頂いてほんとに感謝します!忙しいなかほんとにありがとうございます! (2019年9月9日 8時) (レス) id: c0f44251b7 (このIDを非表示/違反報告)
melody.(プロフ) - 山内優菜さん» コメントありがとうございます^^体調まで気にかけていただきありがとうございます!優菜さんも熱中症など体調にお気をつけてくださいね^^ (2019年8月18日 2時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
山内優菜(プロフ) - 毎回楽しみにしてます!体調に気を付けて頑張って下さい(^-^)ゝ゛ (2019年8月17日 11時) (レス) id: 6807067b24 (このIDを非表示/違反報告)
melody.(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます!最近やけに忙しくなかなか更新出来ずにいましたが落ち着いてきたので更新を再開いたします!お待ちいただきありがとうございます^^更新遅くなり申し訳ありません。 (2019年8月13日 2時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:melody. | 作成日時:2019年7月31日 11時