夢だけど。 ページ11
夢じゃなかったあああぁぁぁ。
起きるとやっぱりそこはいつもの私の部屋ではなくて、ちょっと高そうな照明にお洒落壁紙な天井。
「やっぱり現実だよね。」
つい1人で呟いてしまった。
とりあえず昨日は何もせずにそのまま寝てしまったので部屋にあるお風呂に入り、身支度を済ませ昨日最初に案内されたリビングへと向かう。
それにしても広い家だ。
廊下には沢山の部屋の扉、これみんな一人一人の部屋なんだろうか。だとしたら何人住んでんの?そういえば昨日何人か会ったけど女性が1人も居なかったな...。
ーイケメン達との急な共同生活!?ー
ー毎日起こるラブハプニングー
ーそして恋に堕ちていくー
ーあなたはいったい誰を選ぶ?ー
...って違う違う。乙ゲーのやり過ぎだよ私。
勝手に楽しい脳内妄想しちゃった。へへ
でも待って、だとしたら私昨日福山さんの車の助手席で爆睡って、好感度取り損ねたじゃああぁぁぁん。
くだらない妄想をしていると後ろから頭を叩かれた。
?「なに廊下の途中で口あけてボーーっとしてんの君は(笑)」
「中村さん!!!!いえ別になんの妄想もしてません。」
中「妄想?(笑)朝起きるまでAが来るって連絡気づかなかったわ。お前大丈夫なの?」
「はい、もうかくかくしかじか助けて頂いて。」
中「あんま無理すんなよ。」
「ありがとうございます。優しいなぁ中村さんは。中村さんもここに住んでたんですね。」
中「おう。リビング行くんでしょ?行きますよ。つーかなにキョロキョロしてんの?」
「いや、中村さんがいらっしゃるということは中村さんのよmっ...じゃなくて杉田さんも居るのかなぁって思って。」
中「おい、今なんかごにょってなったぞ。なんて言おうとした。」
「なんでもありません。こちらの話しです。」
中「嫁って言おうとしたろこのやろう。」
「いひゃい、いひゃい、ほっへひっぱらないでくだひゃい」
中「杉田はここには住んでねぇよ。よくゲームしたり暇つぶしに来たりはしてるけど。」
「そうなんですね。なんだ残念、杉田さんなかなか遊んでくれないからここに住んでたら遊んで貰えると思ったのに。」
中「...。ふーん。」
「あーーーっ!なんへまたほっへつねるんれすかぁ!」
別に手加減してくれてるから大して痛くはなかったけど、ひっぱられて少しだけ赤くなった頬を擦りながら中村さんとリビングに向かった。
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作者名:ごろぴか | 作成日時:2018年10月3日 3時