【BTS】先生、治してくれる？

#お咳コンコン【JN】 ページ28

【ｼﾞﾝside】





ｿﾕﾝ「じん先生、あそぼ？」



ｼﾞﾝ「先生いま忙しいの〜。」



ｿﾕﾝ「どうして？」



ｼﾞﾝ「どうしてって、お仕事中だから。」



ｿﾕﾝ「いつ終わる？」



ｼﾞﾝ「いつかなぁ。やること多すぎて終わらないかもね〜。」
　


ｿﾕﾝ「…じん先生、ほんとは忙しくないでしょ？」









…バレた(笑)

でも、別に暇してるって訳じゃないんだよ。
仕上げなきゃいけない診断書とか溜まってるし…









ｼﾞﾝ「何して遊ぶの？」



ｿﾕﾝ「おえかき、みてて♡ﾞ」



ｼﾞﾝ「見てるだけでいいの？」
　


ｿﾕﾝ「うん!!」









それは結果的にひとりで遊んでるんじゃ…









ｿﾕﾝ「ここに座る。」



ｼﾞﾝ「そっちに置いてるやつ触ったらダメだよ。」



ｿﾕﾝ「はーい♡ﾞ」









今日は日曜日。
検査もなくてスタッフの人数も少ないから
少しの間だけ、ソユンをナースステーションで子守りすることに。


椅子へ座らせて、スケッチブックを広げれば
陽気な鼻歌を歌いながら何やら描き始めた。


俺はその隣で仕事の続き。









ｿﾕﾝ「…ｹﾎｯ、」



ｼﾞﾝ「ソユン、咳出てるね。」



ｿﾕﾝ「んーん、でてない。…ｹﾎｯ、」



ｼﾞﾝ「出てるよ。看護師さーん、今日ソユンの吸入した？」



Ns「今準備してますけど、どうかしました？」



ｼﾞﾝ「咳出てるから経過注意しといて。」



Ns「分かりました。ソユンちゃん、もう少し待っててね。」



ｿﾕﾝ「吸入いらない。」



ｼﾞﾝ「ダメ、また発作起きるよ。」








ソユンは喘息もあって
よく発作を起こすから気が抜けない。


にも関わらず、どうしてだか吸入が嫌いで
機嫌が悪い時は1日飛ばしたりもするんだけど…


さすがに咳が出てるからなぁ…
今日は頑張ってもらわないと。








Ns「ソユンちゃんお待たせ、隣のお部屋行こっか。」



ｼﾞﾝ「いってらっしゃーい。」



ｿﾕﾝ「やだぁ!!やらない!!」



Ns「だーめ、すぐ終わるから頑張ろう。」



ｿﾕﾝ「はなしてぇ!!」








せっかく遊んでたのに邪魔されたもんだから
今日も拒絶の勢いが半端じゃない…

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