【BTS】先生、治してくれる？

#採血の結果【YG】 ページ13

【ﾕﾝｷﾞside】





カンファレンスを終えて
Aの採血結果に目を通す。







ﾕﾝｷﾞ「…」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「ヒョン、どうかした？」



ﾕﾝｷﾞ「これ、Aの採血結果。」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「あぁ、朝の…」









パソコンの画面を覗き込むナムジュンの顔が
俺と同じように、一瞬曇った。









ﾅﾑｼﾞｭﾝ「数値が上がってる…」



ﾕﾝｷﾞ「今の薬が合ってないんだろうな。」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「あの薬が合わないとなると…困ったな…」









数週間前に始めた新しい飲み薬。


飲み始めてしばらくは採血の数値も下がってたのに
ここにきてまた、急激に高値を叩き出していた。


って事は、その薬がAの身体には合ってない事になる。









ﾕﾝｷﾞ「落ち着いてくれると思ったんだけどな…」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「ヒョン、どうする？薬変えてみる？」



ﾕﾝｷﾞ「そうだな…他のを試してみるしかないか…」









なんて会話をナムジュンと話してる間も
当の本人が明らかに病室と逆方向から歩いてきた。









ﾕﾝｷﾞ「またどっか行ってたのか。」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「小児科だよ、ホソクから連絡あった。」



ﾕﾝｷﾞ「満足して戻ってきたわけだ。」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「いや、それが…」



ﾕﾝｷﾞ「なに。何かあったの？」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「Aのこと心配してた、顔色が良くなかったって。」



ﾕﾝｷﾞ「そりゃこの数値だと顔色も悪くなるだろ。」









と言うか、そんな状態で行くか普通。









ﾕﾝｷﾞ「おーい、ちょっとこっち来て。」



A「…」



ﾅﾑｼﾞｭﾝ「Aー、ユンギ先生呼んでるぞ。」



A「…」



ﾕﾝｷﾞ「無視かよ(笑)」









見向きもしないで病室へ戻って行ったんですけど…









ﾅﾑｼﾞｭﾝ「ちょっと様子見てくるよ。」



ﾕﾝｷﾞ「いいよ、俺行く。薬の話もしなきゃいけないし。」









これだからウロウロすんなって言ってんだよ。
頼むから大人しくしてくれませんか…

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