#深夜の呼び出し【YG】 ページ50
【ユンギside】
_ピピピ、
ユンギ「38.1℃…はい、次は血圧。」
A「…いたい。」
ユンギ「痛くない。少しだけ腕締まるぞ。」
A「…いたいぃ…」
ユンギ「すぐ終わるから。動いたらエラーになるだろ。」
熱と血圧を測るだけでこの愚図りよう…
しかも地味に熱が上がってきてる。
A「…っ、…んん…」
ユンギ「しんどいな…もう何もしないから寝ていいぞ。」
A「先生…いてよ…」
ユンギ「分かってるよ、ちゃんと居るから。」
そう言うと安心したのか
すぐに目を閉じて眠り始めたA。
って言ってもその顔は苦しそうで…
少しでも紛らわせてあげたくて
Aのお腹辺りを優しくゆっくり、トントンとリズムを刻んだ。
俺のキャラに似合わないな…なんて思いながら。
.
それからどのくらい経っただろう。
一旦医局に戻って書類の整理をしていたら
夜勤の看護師から連絡が来て呼び出された。
Ns「すみませんユンギ先生、Aちゃんの熱が上がってて…」
ユンギ「いま何度ある?」
Ns「38.8℃です、目も覚めて眠れない様子で…
解熱剤の指示出てましたけど、筋注にしますか?」
ユンギ「あぁ…どうしようかな…」
それだけ熱が高いなら眠れないよな…
今は一時的にでも熱を下げて
少しでも眠って欲しい。
ユンギ「とりあえず座薬にしよう、準備してくれる?」
Ns「はい。」
別に筋注でも良いんだけど…
こんな夜中に大泣きされても困るし。
Ns「Aちゃん、先生がお熱下げるお薬出してくれたよ。」
A「…いらない…」
ユンギ「これ頑張らないと注射しかないんだ、だから頑張れ。」
A「…っ、なんでいるの…」
帰るなって言われたからだよ(笑)
Ns「Aちゃん、少し横向ける?先生支えて貰えます?」
ユンギ「おっけい。」
A「やだ…っ、やらない、」
Ns「ごめんね〜、少し下着おろすよ。
力抜いたら痛くないからね〜、お薬いれるよ〜、」
ユンギ「A、ふーって口から息吐いて。」
A「…っ、いたいっ…」
Ns「うん、ごめんね、もう終わったからね。」
A「いたい…」
ユンギ「もう終わったんだって、これで少しは楽になるからな。」
なんかもう、うわ言だな…
でもこれで朝までは落ち着くだろ。
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Mia - ヒロインの心の声が面白くって楽しんで読んでます!いつも更新ありがとうございます (2020年8月12日 21時) (レス) id: 98e38f1df7 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ひなのさん» 後でもう一話更新します! (2020年6月25日 19時) (レス) id: 5171ca276a (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - 今日もう更新ありませんかね? (2020年6月25日 19時) (レス) id: d05a3451be (このIDを非表示/違反報告)
未来 - ですね!! (2020年6月24日 16時) (レス) id: 59eb860125 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ぴさん» お返事ありがとうございます!!ユンギ先生とジン先生ですね、了解致しました^^これから更新していくお話の中に取り入れます♪ (2020年6月23日 19時) (レス) id: 5171ca276a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ORI | 作成日時:2020年6月1日 20時