▼不甲斐ない【でぃの】 ページ43
*ﾃﾞｨﾉside
ﾃﾞｨﾉ「ミョンホさん、検温終わりました。」
ﾐｮﾝﾎ「他の子は大丈夫だった？」
ﾃﾞｨﾉ「はい。」
ｼﾞｮｼｭｱ「ごめんね二人とも、お待たせ。」
ﾐｮﾝﾎ「先生、お願いします。」
ソヌくんの病室に戻ったタイミングで
ちょうどジョシュア先生が診察に来てくれた。
ｼﾞｮｼｭｱ「ソヌくん、お熱出ちゃった？ちょっと診察させてね。」
ｿﾇ「…、うん。」
ｼﾞｮｼｭｱ「お胸の音聞くよ。大きく息吸ってー、吐いてー、…
はい、ありがとう、上手に出来たね。次はお腹触るよ。」
ﾐｮﾝﾎ「ちょっとお洋服捲るね、」
ｼﾞｮｼｭｱ「…、ここ押して痛くない？」
ｿﾇ「…、(ｺｸﾝ)」
ｼﾞｮｼｭｱ「…うん、ありがとう。」
ｿﾇ「せんせ…痛いことする？」
ｼﾞｮｼｭｱ「んー…お熱が出てる原因が知りたいから採血したいけど…
ソヌくん、ちょっとだけ痛いの頑張れそう？」
ｿﾇ「っ、…」
ﾐｮﾝﾎ「頑張れるよね？ソヌくん(撫)」
ｿﾇ「…うん…がんばる…」
ｼﾞｮｼｭｱ「おっ、偉いなぁ。じゃあオーダー出すからミョンホお願いね。」
ﾐｮﾝﾎ「分かりました。」
ｼﾞｮｼｭｱ「ディノもよろしく。」
ﾃﾞｨﾉ「はいっ。」
ﾐｮﾝﾎ「準備してくるから、ディノはソヌくんといてあげて。」
ﾃﾞｨﾉ「分かりました。」
採血かぁ…やっぱりそうなるよね…
正直言うと、まだ採血とかルート確保が苦手で…
ﾃﾞｨﾉ「ソヌくん、頑張るって言えて偉いね(撫)」
ｿﾇ「だって…ディノくんも、がんばるから…」
ﾃﾞｨﾉ「ん？」
ｿﾇ「僕の採血、ディノくんがやるんでしょ？」
ﾃﾞｨﾉ「えっ…」
ｿﾇ「ディノくんが苦手なことをがんばるから、僕もがんばる。」
ﾃﾞｨﾉ「ソヌくん…」
ソヌくんは、ただでさえ制限ばっかりの入院生活を頑張ってて
検査や注射が嫌だなんて一言も口にしたことがない。
本当なら、上手な看護師にやってもらいたいはずなのに
俺が採血することを察しても、むしろ頑張るって…
ﾃﾞｨﾉ「じゃあ、一緒に頑張ってくれる？」
ｿﾇ「うん。僕たちならがんばれるよ。」
ﾃﾞｨﾉ「そうだね。」
今この瞬間は、俺がケアをしてあげなきゃいけないのに
まだ7歳のソヌくんに背中を押されてる…
ほんと情けない…
でも、ソヌくんの気持ちは絶対無駄にしちゃいけないよね。
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ORI(プロフ) - innoさん» コメント、リクエスト、ありがとうございます(*ˊᵕˋ* )どのタイミングで更新出来るか分かりませんが、しばらくお付き合いいただければ嬉しいです( ¨̮ ) (3月18日 19時) (
レス) id: 0402e44ad2 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - roroさん» こちらこそいつも読んでいただき本当にありがとうございます( ¨̮ )これからもよろしくお願いします(*ˊᵕˋ* ) (3月18日 19時) (レス) id: 0402e44ad2 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - yuiさん» リクエストありがとうございます( ¨̮ )どのタイミングになるか分かりませんが書けたらと思います。メンバー指定あればまたコメントください❁¨̮ (3月18日 19時) (レス) id: 0402e44ad2 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 毎回更新楽しみにしてます！ディノが病院で倒れちゃってみんなに心配される話したから見たいです！！ (3月18日 0時) (レス) @page49 id: c05a3622dc (このIDを非表示/違反報告)
roro - ORIさんの小説を読んでいるときが1日のご褒美タイムです。無料でいいの？！って思ってしまうくらいです！これからも応援しています😌 (3月17日 21時) (レス) @page49 id: 2aec39abda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2024年2月18日 13時
