【SVT】smile flower ~✩.*˚

▽ココロの成長【じょんはん】 ページ40

*ｼﾞｮﾝﾊﾝside




昨日Aと約束したスイーツを手に入れるため
休憩時間を使って、院内のカフェへ罪滅ぼしを買いに来た。






◇「1,760円でーす。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「はーい。」






…女の子はお金がかかるね。






ｼﾞｮﾝﾊﾝ「あ、Aいた。」



A「ん？」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「これなーんだ。」



A「っ、ケーキ!?」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「あははは、正解♡」






ラウンジに座ってるA発見。






ｼﾞｮﾝﾊﾝ「晴れてて眺めもいいし、ここで食べる？」



A「うん!!開けていい!?」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「どうぞ。」



A「うわっ、何これ!?」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「これが苺のミルクティー、こっちは桜シフォンケーキ。
　 あとAが好きそうだったからマカロンとバウムクーヘン。」



A「ちょっと買いすぎじゃない…？」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「バウムクーヘンとかは明日でも大丈夫だよ(笑)」






さすがに全部まとめて一気食いは無理でしょ…(笑)






A「やっぱりジョンハン先生って分かってるよね、天才♡」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「これで先生のこと許してくれる？」



A「当たり前じゃん、先生ありがと♡」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「こちらこそ(笑)」






やっぱり良いね、Aが笑うと。
ホシもディノも毎日この笑顔見られるのかぁ…羨ましい(笑)






A「ん〜おいしい。幸せ♡」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「Aさぁ、今の生活はどう？楽しい？」



A「楽しいよ、頑張って生きてるって感じ。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「おぉ〜良い言葉だね。寂しくはない？」



A「全然、ひとりじゃないもん。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「そっか…そうだね。」



A「でもたまに考えるの…もしお父さんの所に行ってたら、とか。
　 他にも色々考えて想像するけど、今の生活で良かったって思えるよ。ただ普通の生活なのかもしれないけど、幸せだなーって感じるし。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「うん、」



A「自分が病気だってこと、忘れてる時もあるくらい。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「…、」



A「先生聞いてる？」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「聞いてるよ、ちょっと胸がいっぱいになっちゃって。」



A「なんで？変なの(笑)」





Aが長期間の入院を終えて退院するってなった時
本当は先生も心配と不安で押し潰されそうだったんだよ。

でも、Aはしっかり自分の足で毎日を進んでる…
俺たちが思ってた以上に、ちゃんと成長してるんだね。

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