【SVT】smile flower ~✩.*˚

▼安心安全のために【じょんはん】 ページ32

*ｼﾞｮﾝﾊﾝside



ホシがAに話をしてるのを
カーテンの外で、こっそり聞いてた。

Aは、"入院"って言葉に不安があるんだよね。
また先の見えない生活になるんじゃないかって…






ｼﾞｮﾝﾊﾝ「A〜、先生もお話に混ぜて。」



ﾎｼ「ジョンハン先生…」



A「…入院しない…お家でおとなしくしてるから…」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「おぉ〜偉いねA、ちゃんと学校お休みできる？」



A「できる…だからホシくんと一緒に帰る…」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「うん、でも皆んながお仕事行ってる間は一人でしょ？
　 先生それが心配だから入院しようって言ったの。病院にいれば常に誰かいて、食事も出る。Aもその方が安心しない？」



A「…」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「今はただ、動悸を落ち着かせる為に安静にしてて欲しいから。
　 学校は10日くらいは様子みてお休みして欲しいけど、入院は5日くらいでいいんだよ？」



A「…ついでに検査するとか言わない？」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「うん、言わない。」






…多分(笑)






A「ほんとに…すぐ帰れる？」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「すぐ帰れるよ、大丈夫。だから数日だけ頑張ろ？」



A「…、」



ﾎｼ「Aちゃん、俺もその方が安心だから。
　 日中は家にいるより病院にいた方が顔合わせられるし、ほんとにただくつろいで過ごせば良いだけだから。ね？」



A「…わかった…5日だけだからね…」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「よし、良い子(撫)」






学校にも行かずに行動制限かければ
今感じてる疲労感や動悸は自然と治まるはず。

もちろんAにとって入院は多少のストレスになるかもだけど
毎日誰かの目に届いて、状態把握できた方が良いから。






ｽﾝﾁｮﾙ「なに、泊まるって？」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「うん、渋々納得してくれた。
　 ただし、ついでの検査とかは絶対やらないだって。」



ｽﾝﾁｮﾙ「…だとしても、採血くらいはやらないとな。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「また機嫌損ねるよ。」



ｽﾝﾁｮﾙ「必要な検査だろ、"ついで"じゃねーし。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「まぁ確かに。」



ﾎｼ「先生、今からAちゃんと病棟上がりますね。」



ｼﾞｮﾝﾊﾝ「うん、お願いね。また後でお部屋に行くからって伝えといて。」



ﾎｼ「分かりました(笑)」







病棟も入院の受入準備が整って
まだ少し不貞腐れてるAを、ホシが連れて行ってくれた。

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