【SVT】smile flower ~✩.*˚

▽懐かしい場所 ページ4

ｽﾝﾁｮﾙ「じゃあまた来月予約しとくから。」



A「来月は検査いらなくない？」



ｽﾝﾁｮﾙ「レントゲン、採血、心電図、エコー、あと検尿。」



A「なんか増えてるし。」



ｽﾝﾁｮﾙ「大変だけど検査は毎回頑張って。数値把握しておきたいから。」



A「うん、分かってる…」






自覚症状が無くても検査結果が悪いときだってある。
どんなに調子よくても毎回検査するのは
その異変を見逃さないためでしょ？






A「先生まだ外来だよね？」



ｽﾝﾁｮﾙ「うん、まだ数人診察残ってるから。
　 あんまり長居せずに弁当渡したら早く帰れよ、薬も忘れずに。」



A「はいはい。じゃあまたね。」



ｽﾝﾁｮﾙ「気を付けてな。」






やっと終わった♡
どっちから先に行こうかな〜…

ホシくん？ディノくん？






ｼﾞｭﾝ「あれ〜？」



A「ジュン先生!!」



ｼﾞｭﾝ「Aちゃんだぁ、こんにちは。今日受診の日？」



A「うん。先生すごいタイミングだね。どこ行くの？」



ｼﾞｭﾝ「外来終わったから病棟に戻るところ。
　 Aちゃんは？今から検査に回るの？」



A「まさか、もう終わったよ。
　 ジュン先生が病棟行くならそっちから先に行こ♡」



ｼﾞｭﾝ「え？どうしてついてくるの？(笑)」



A「大事な用があるの。」






病棟に上がるエレベーターの方に向かってたら
タイミングよく外来診療を終えたジュン先生にばったり。

じゃあ一緒に行くしかないよね？






ｼﾞｭﾝ「大事な用ってなに？」



A「これ、ディノくんのお弁当。
　 朝忘れて行ったから、ついでに持ってきたの。」



ｼﾞｭﾝ「…Aちゃんが作ったの？」



A「そうだよ。」



ｼﾞｭﾝ「Aちゃん料理出来るの？」



A「っ、失礼なっ。お弁当くらい作れるよ!!
　 上手になるように、ちゃんと練習してるんだからっ。」



ｼﾞｭﾝ「ごめんごめん、なんか料理のイメージなくて(笑)」
　 じゃあ…ここで待っててくれる？声掛けてくるから。」



A「わかった、ありがと先生♡」






あぁ…このラウンジ懐かしい…
向こうから聞こえる子供の声とか赤ちゃんの泣き声をBGMに
この一面大きな窓から眺める青空が唯一の癒しだったなぁ。






ﾃﾞｨﾉ「Aちゃん!?」






あ、ディノくん来た。
やっぱりまだ看護師さんの格好してるの見慣れない(笑)

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