▽傷だらけ ページ44
A「痛っ…」
やばい…
シャワー浴びてるだけなのに
背中にできた引っ掻き傷にめちゃくちゃ沁みる。
いつの間に掻いちゃったんだろ…
A「げっ…なにこれ…」
脱衣所に出てバスタオルで体拭いてる時に
鏡に映る自分の体を見て、思わず声が出た。
想像以上に湿疹が酷くなってる…
A「…っ、あの…」
ｽﾖﾝ「シャワー浴びた？じゃあこれ、お薬ね。
指で直接取らずに綿棒使って、終わったらまた戻してくれる？」
A「はい…」
病室に戻る途中でナースステーションに声掛けたら
簡単にぽんって塗り薬と綿棒渡された。
部屋に戻って、言われた通り綿棒で薬をとって
全身の湿疹にぬりぬりぬりぬり…
だめだ、やっぱり背中は届かない。
いいや…どうせ夜寝る前にも塗らなきゃいけないし。
A「うぅ〜〜〜〜〜っ…」
かゆいっ…でも、傷になってるから触ると痛い!!
塗り薬渡しに行かなきゃいけないし
湿疹ひどくなってる事と、かゆみ止め欲しいってお願い…
いや、でも…
朝もシャワー浴びる前も、変わったことないって言っちゃってるし
今さらスヨンって人にほんとのこと言えないよ…
A「あの…」
ｽﾖﾝ「お薬塗れた？」
A「はい…あの、」
ｽﾖﾝ「うん、何？」
A「スンチョル先生に…話があって…」
ｽﾖﾝ「先生は今いないから後にしてくれる？」
A「でも、携帯離さず持っておくからって…
看護師さんから、連絡してもらっていいって先生が…」
ｽﾖﾝ「だとしても今は無理だよ、カンファレンス中だから。」
A「…っ、」
ｽﾖﾝ「先生に話って何？大事なこと？なら私が聞いといてあげる。」
A「いや…えっと…」
ｽﾖﾝ「ほら、たいして急ぎじゃないでしょ？
この間も言ったけど、先生も看護師さんもみんな忙しいの。Aちゃんだけ特別扱い出来ないんだよ？」
A「…っ、別に私は…」
ｽﾖﾝ「みんなAちゃんの事となると、よくお世話してるけど…
子供じゃないんだから自分の事は自分でやらなきゃ駄目。」
A「…、」
ｽﾖﾝ「先生戻って来たら私から声掛けておくから。
風邪ひくから早く髪乾かして、お部屋で大人しくしててね。」
A「…っ…はい…」
そう…だよね…
先生だって忙しいよね…
他の看護師さんも…みんな思ってるのかな…
私だけ特別扱いされてる、って…
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ORI(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます( ¨̮ )いつ更新出来るか分かりませんが、リストに追加しておきます！お待たせしてしまうと思いますが、ご了承ください(´;ω;) (2023年2月25日 22時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - コメント失礼します☺︎リクエストがあるのですが…熱せん妄で何かに怯えてる主人公ちゃんのお話を読んでみたいです！よろしければお願いします☺︎いつも更新ありがとうございます☺︎ (2023年2月25日 1時) (レス) id: 39bd297dc3 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - びびさん» こちらこそ、温かいコメントありがとうございます(泣)日々お話を書く原動力なります( ¨̮ )これからも楽しんでもらえると嬉しいです♡ (2023年2月22日 22時) (レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
びび(プロフ) - コメント失礼します☺今回もすごくほっこりしながら読ませて頂きました(T_T)♡更新ありがとうございます、これからも楽しみにしています！ (2023年2月22日 10時) (レス) id: 35ae13d1b2 (このIDを非表示/違反報告)
io - ありがとうございます!! (2023年2月19日 21時) (レス) id: dd8ba886ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2023年1月18日 18時
