▽私には特別なこと ページ41
ﾃﾞｨﾉ「Aちゃん、そろそろランチ行く？」
突然、何の前触れもなくさらっとディノくんが言った。
その言葉が理解出来なくて固まってると、
ﾃﾞｨﾉ「まだお腹空かない？」
って、不思議そうな顔してる。
A「ラン…チ？」
ﾃﾞｨﾉ「この近くにオシャレなカフェがオープンしたんだぁ。
それでさぁ、そこのランチがずっと気になってるんだけど、一人で入るような雰囲気でもないし…かと言ってヒョンと行くのも何か変でしょ？うわっ、男二人のカフェランチ想像したら鳥肌立った…(笑)」
A「…外…でるの？」
ﾃﾞｨﾉ「あっ…ごめん、まだ外出るのは抵抗ある？
そうだよね…人の集まる場所より家でゆっくりしてた方が、」
A「そうじゃなくて…」
ﾃﾞｨﾉ「ん？」
A「外…出てもいいの…？」
ﾃﾞｨﾉ「外に出なきゃランチ食べに行けないよ？(笑)
俺の作った微妙な食事で良ければ家にいてもいいけど…あ、もちろん外出はAちゃんの体調が良いって事が大前提だからね!?」
A「…っ、」
ﾃﾞｨﾉ「もしかして体調悪い？出掛けるのしんどいかな？」
A「ううん…そうじゃない…ただ…」
ﾃﾞｨﾉ「ただ？」
A「私…外に出てもいいのかな、って…
病院抜け出して…悪いことしてるのに…なんていうか…ご飯食べるだけの為に、普通に外に出掛けるなんて…」
ﾃﾞｨﾉ「んー…いいんじゃない？ヒョンが先生に許可も貰ってくれたよ？
それに、こんな事言っちゃったら怒られるかもしれないけど…逆に今がチャンスだよ。」
A「チャンス…??」
ﾃﾞｨﾉ「経緯はさておき、せっかく病院の外にいるんだよ？
だからこの際、普段出来ないことやっといた方が良くない？って言っても、家の近くのランチくらいしか連れて行ってあげられないけど。」
A「…、」
すごく…軽く言ってるけど…
多分、ディノくんがホシくんにお願いしてくれたんだよね。
私を外に連れ出すために、先生たちの許可を取って欲しいって…
でも何だか…自分でも驚くほどに戸惑ってる…
だって…私も普通に外に出て良いってことでしょ？
みんなと同じように、ただお昼ご飯を食べるだけの為に…
A「…ディノくん…私、行きたい…」
ﾃﾞｨﾉ「うん、行こ!!」
これが、普通の暮らし…なのかな…
ウミちゃんやその友達にとっては、"当たり前な毎日"。
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ORI(プロフ) - zyagaimoさん» こちらこそ、いつも読んでいただきありがとうございます( ¨̮ )温かいコメントのおかげで頑張れます。本日移行しましたので、引き続きよろしくお願いします(*ˊᵕˋ* ) (2022年11月29日 20時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
zyagaimo(プロフ) - この作品読んでたら涙が出てきます。ほんとに書いてくれてありがとうございますゆっくりで良いですのでこれからも楽しみにしてます！一日の終わりの癒しです♡ ͛ (2022年11月28日 23時) (レス) @page49 id: 997977e9f3 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ruiさん» リクエストありがとうございます( ¨̮ )リストには追加しておきますがお待たせしてしまうかもしれません。ご了承ください。気長にお待ち頂けると嬉しいです(*ˊᵕˋ* ) (2022年11月24日 21時) (レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ジュンぴ推しさん» お気遣い頂きありがとうございます( ¨̮ )ちょっと予定よりバタバタしてしまって長い間放置しておりました。また再開しますので、よろしくお願いします！温かいお言葉感謝いたします❁¨̮ (2022年11月24日 21時) (レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - 赤福食べたいさん» お返事遅くなり申し訳ありません!!ハートありがとうございます♡これからもどんどんお願い致します(笑) (2022年11月24日 21時) (レス) @page47 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2022年10月2日 17時
