▼相変わらずの困った子【うじ】 ページ38
【ｳｼﾞside】
ｳｼﾞ「結局吐いた？」
ﾐﾝｷﾞｭ「はい…」
ｳｼﾞ「朝の薬も全部出た感じ？」
ﾐﾝｷﾞｭ「それが何とも言えなくて…
パッと見、錠剤とか形のあるものは確認出来ませんでしたけど…服用してから30分ちょいなんで正直微妙です。」
ｳｼﾞ「うん…まぁ飲み直す程じゃないかな、大丈夫。」
にしても思ったより早かったね。
ｳｼﾞ「で、点滴は必要そう？」
ﾐﾝｷﾞｭ「それが、今何か飲みたいって言ってて…」
ｳｼﾞ「また吐く恐怖心より飲みたいって気持ちが勝ってるの？」
ﾐﾝｷﾞｭ「そうみたいです。」
ｳｼﾞ「点滴が嫌で意地張ってるんじゃなくて？」
ﾐﾝｷﾞｭ「んー…それもあるかもしれませんけど…」
ｳｼﾞ「困った子だねーほんとに…
じゃあ何か飲ませてみる？薄めたスポーツドリンクとか。」
ﾐﾝｷﾞｭ「はい、ダメ元でやってみます。」
体力消耗してぐったりしてるかな…
何か飲ませる前にちょっと顔色見に行っとこ。
ｳｼﾞ「Aー、気分どう？」
A「…」
ｳｼﾞ「ん？寝てる？」
A「…っ、」
ｳｼﾞ「待ってよ、何で隠れるの。」
寝てるかと思って顔を覗き込んだら目が合った。
と思ったら、ゆっくり布団被って顔隠すの何？
ｳｼﾞ「もしかして先生に会いたくなかった？」
A「ちがうぅ…」
ｳｼﾞ「じゃあ隠れないで顔見せてよ。」
A「…まだ…る…から…らない…」
ｳｼﾞ「ん？何？」
A「…まだのめる…」
ｳｼﾞ「まだ飲める？」
A「だから…やらない…」
まだ飲めるからやらない…？
ｳｼﾞ「あぁ〜、もしかして点滴のこと言ってるの？」
A「…、(ｺｸﾝ」
ｳｼﾞ「じゃあ…お昼過ぎまで様子みてあげる。
お昼ご飯は無理に食べなくてもいいけど、水分摂取は大事だから。これ以上気持ち悪くならずに自分で飲めるようならいいよ、点滴しなくても。」
A「…」
ｳｼﾞ「その代わり、先生がこれ以上は無理だって判断したら点滴するからね？その時にイヤイヤ言っても先生聞いてあげられないよ？分かった？」
A「…、(ｺｸﾝ」
と言うか、もうその判断をしてもいいレベルなんだけど。
ある程度A自身を納得させないといけないし
もしかすると万が一奇跡的にこれ以上の嘔吐はしないかもしれない。
…いや、それはないだろうな。
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ORI(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます( ¨̮ )看護学生さんですか？凄いですね〜尊敬します🥹私は医療知識もなくてテキトーに書いてる部分も多いですが、それでもこの作品が何かお役に立てると嬉しいです。実習、レポート、頑張ってください。私も応援してます!! (2022年9月18日 22時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！今実習中なのですごく話の中の状況がわかって面白いです🥺レポートで寝れない日々の中の唯一の癒しです！応援してます♡ (2022年9月18日 20時) (レス) id: efd49a0979 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - siNさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*ˊᵕˋ* )更新頑張ります！ (2022年9月8日 23時) (レス) @page39 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
siN - 今のお話の流れが最高で好きすぎて何回も読んでます！続き待ってます！！ (2022年9月8日 0時) (レス) @page37 id: 742ce57caf (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ポポさん» コメントありがとうございますリクエストも一旦お受け致します( ¨̮ )お時間頂きますがご了承ください(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (2022年9月3日 23時) (レス) @page37 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2022年6月12日 19時
