▼音の正体【うぉぬ】 ページ24
【ｳｫﾇside】
一旦は医局に戻って休んでたけど
やっぱり病棟が気になって、すぐに戻って来た。
ｳｫﾇ「ICU行く？」
ｽﾝﾁｮﾙ「うん、処置済ませて移動させる。」
ｳｫﾇ「何かあれば声掛けて、ナースステーションにいるから。」
ｽﾝﾁｮﾙ「分かった、ありがとう。」
さっき急変した患者、状態が良くないからICUに行くことになった。
その処置や準備に夜勤の看護師もみんなバタバタしてるから
俺はナースステーションで待機することに、
＿ｶﾀﾝｯ、
ｳｫﾇ「??」
今の、何の音だろう。
何かが落ちた音に聞こえたんだけど…
どの病室からもナースコールは鳴らないし…
ｳｫﾇ「…っ、」
いつもなら、これ以上は気にならない音。
でも今日は嫌な予感がして
足は自然とAの病室へと向かっていた。
A「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…」
病室のドアを開ける前から咳が聞こえて
それでも寝てるかもしれないと思い、そっと中へ。
薄暗い部屋の中で目を凝らすと…
A「…っ、A!!」
ベッドにぐったりと横たわるAが目に入り
同時に、コードが床へ垂れ落ちたナースコールにも気付く。
やっぱり、さっきの音はこれだ。
ｳｫﾇ「A、酸素つけるよ。先生すぐ戻ってくるから待ってて、」
A「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ!!…っ、ﾊｧ…ﾊｧ…」
手を握って声をかけても反応がない。
ひとまず、念の為に準備しておいた酸素マスクをつけて
処置に必要な物を取りにナースステーションへ駆け戻った。
ｽﾝﾁｮﾙ「もしもし、どうした？」
ｳｫﾇ「Aが喘息発作起こしてて意識がはっきりしてない。
今から処置するから、悪いんだけどそっち任せていい？」
ｽﾝﾁｮﾙ「じゃあ看護師一人そっちに回すから、」
ｳｫﾇ「でも、そっちも人手が必要でしょ。こっちは何とかする。」
ｽﾝﾁｮﾙ「…分かった、頼むよ。」
誰もいないナースステーションで点滴やら吸入を準備しながら
今からAの処置に取り掛かることを連絡。
その電話の向こうで、看護師の慌ただしい声が飛び交ってるから
Aのことは俺一人で何とかしないと…
ｳｫﾇ「Aお待たせ、すぐ楽にしてあげるからもう少し頑張って。」
A「ﾊｧ……ﾊｧ……」
ルート確保…
いや、輸液の前に吸入した方が良さそうだな。
少しでも呼吸を落ち着かせないと…
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ORI(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます( ¨̮ )看護学生さんですか？凄いですね〜尊敬します🥹私は医療知識もなくてテキトーに書いてる部分も多いですが、それでもこの作品が何かお役に立てると嬉しいです。実習、レポート、頑張ってください。私も応援してます!! (2022年9月18日 22時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！今実習中なのですごく話の中の状況がわかって面白いです🥺レポートで寝れない日々の中の唯一の癒しです！応援してます♡ (2022年9月18日 20時) (レス) id: efd49a0979 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - siNさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*ˊᵕˋ* )更新頑張ります！ (2022年9月8日 23時) (レス) @page39 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
siN - 今のお話の流れが最高で好きすぎて何回も読んでます！続き待ってます！！ (2022年9月8日 0時) (レス) @page37 id: 742ce57caf (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ポポさん» コメントありがとうございますリクエストも一旦お受け致します( ¨̮ )お時間頂きますがご了承ください(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (2022年9月3日 23時) (レス) @page37 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2022年6月12日 19時
