△本当の気持ち【じょしゅあ】 ページ24
【ｼﾞｮｼｭｱside】
◇「先生すみません、」
ｼﾞｮｼｭｱ「どうしたの？」
◇「Aちゃん、ずっとラウンジに座ってて…
声掛けても部屋に戻る様子ないし、どうしたらいいですか？」
ｼﾞｮｼｭｱ「…分かった、僕が話してみるよ。」
今日、お父さんがお見舞いに来てて
二人で話をしたあとから、Aちゃんはずっとあの調子。
帰る前に僕たちにも話をする時間をもらって
お父さんから今後のことを聞いた。
アメリカへ発つ日まであと2週間…
急いでAちゃんの退院調整をして欲しいって依頼された。
ｼﾞｮｼｭｱ「Aちゃん、もう消灯時間過ぎてるよ。眠れない？」
A「…。」
ただボーッと外を眺めながら、返事はない。
その表情を見てるだけで胸が締め付けられる…
ｼﾞｮｼｭｱ「ねぇAちゃん…先生の前では無理しなくていいんだよ？
Aちゃんが不安に思ってること、言葉にしないでずっと我慢してたらしんどいでしょ？」
A「…、」
ｼﾞｮｼｭｱ「Aちゃんが感じてる不安を先生に分けてよ。
お願いだから一人で抱え込まないで…」
何の力にもなってあげられないのに
つい、そんな言葉をかけていた。
ジュンには偉そうに言っておきながら
僕もまだ、気持ちは揺らいでる。
Aちゃんを楽にしてあげたい、なんて言っておきながら
本当は僕が大きな事を決断する為の後押しが欲しいだけ…
ズルい…でも、
Aちゃんはやっと、重い口を開いてくれた。
A「怖い人がいたらどうしよう…
注射とか検査…嫌がったりしたら…怒られるかな…」
ｼﾞｮｼｭｱ「怒られたりしないよ、きっと。」
A「わたし…英語なんて分かんないのに…
言葉が伝わらないって…やっぱり大変だよね…」
ｼﾞｮｼｭｱ「…うん、そうだね。」
A「痛いとか、苦しいとか…寂しい…とか…
ちゃんと伝わるかな…分かってもらえるかな…」
ｼﾞｮｼｭｱ「…っ、」
A「発作が起きたあと…目が覚めたときに…また一人だよね…
優しい人が…そばにいてくれたらいいけど…」
Aちゃんがこぼした不安は
大人が考えるだけでも怖くてたまらない。
“大丈夫”
その言葉はあまりにも心無く無責任過ぎて
ただ、頭を撫でてあげる事しか僕には出来なかった。
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ORI(プロフ) - みかんさん» お返事遅くなりすみません！リクエストなのですが、今の設定を変えてお話を書くことが難しく、ご希望にお応えする事が出来ません。せっかくご提案頂いたのに申し訳ないです。また他にもリクエストあればお待ちしてます、宜しくお願いします( ¨̮ ) (2022年2月1日 22時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - これからも更新楽しみにしています！(^^) (2022年1月31日 0時) (レス) id: bf71a0c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ませて頂いています！ リクエストなのですが、高校生の女の子が産婦人科医のジョンハンさんに優しく診察されるっていう長めのお話が見れたら嬉しいです。 よろしくお願いします(｡ᵕᴗᵕ｡)" (2022年1月31日 0時) (レス) id: bf71a0c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - なびさん» コメントありがとうございます( ¨̮ )頂いたリクエストはリストに入れておきます！もしかしたら他の方のリクエストと合わせて書かせて頂くかもしれません、ご了承ください。これからも宜しくお願いします♬♡ (2022年1月30日 22時) (レス) @page45 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
なび - いつも楽しく読ませてもらっています！！リクエストなのですが、新しい女の子が同部屋として入ってきて、でもその子が少し意地悪でトラブっちゃうシーンが見たいです>_<これからも応援してます！！ (2022年1月30日 22時) (レス) id: 95900815f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2021年12月7日 19時
