Horizon / S (ページ10)

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10)透けた肌色の太陽ずっと抱きしめてページ10

階段を下りて行くと

安「あ…っ。」

『あ!! 章ちゃんと大倉くん、こんなところにいたの?!』

有る意味今会いたくない、Aに出くわしてしもた。

・

大「ちょっとヤス体調悪くてな～。俺はその付き添いで!」

また気遣ってくれる大倉

『そうだったの?! 章ちゃん大丈夫?』

そんで、心配そうに駆け寄ってくるA

安「…。」

俯いてAの顔を見ないようにしとる俺

なんか、さっきより惨めでキツイわこの状態。

・

安「大丈夫やから…、ほっといてくれへん。」

・

今にも悔しくておかしくなりそうやったから

Aを冷たい言葉で突き放してしまった。

言った後に後悔して、

Aを見ると

悲しげな表情で俺を見つめていた。

・

ごめんな、A…。