Horizon / S (ページ4)

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4 )オレンジの箱ページ4

学校に着いて、奇跡的にも
同じクラスであるため二人一緒に教室内へ入る。

『おはよう～!』

安「おはようさん～」

・

大「おはよー。って、

あ、カップル入ってきよった。笑」

安「お、大倉～っ。カップルてなんやねん～笑」

大「ﾗﾌﾞﾗﾌﾞしすぎですよお二人さん(ﾆﾔﾆﾔ)」

仲のいい大倉にちょっと嬉しい突っ込みを
朝から入れられる、

゛カップル゛とか゛ﾗﾌﾞﾗﾌﾞ゛って言葉で
冷やかされるだけで照れて喜んでまう俺に対して

『そんなことないよ？章ちゃんとはただの゛幼馴染゛だよ! ね？』

安「えっ、あ、…おん。そ、そうやで大倉～!」

肩組んで仲良しアピールってやってるけど、

゛幼馴染゛って壁は大きいんやなって実感した。

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・

昼休み

大「ったく、いつになったらAさんに告白するねん!」

安「だ、だって…。今日の朝やって゛幼馴染゛って強調されてんで？
　
　余計言いづらくなったわぁ～。」

唯一俺がAのこと好きと知ってる大倉と
昼ごはんを食べに屋上へ来てた。

大「わざと、「あ、カップルや～♡」っていじってやったのに。

　そのまま、本当にカップルになろか？的に言えばええねん!」

安「んな気障な言葉思いつかへんわ。笑

　でも、ありがとうな。」

いつかそんな日を夢見て…
とちょっとづつ努力しようと思っていた

俺の耳に入ってきたのは下の階の声

・

『あの錦戸が一年に告白したらしいぞ!!』