寄せ集めの僕ら。 (ページ35)

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おかいもの 3 ページ35

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「今日はかずがお兄ちゃんしてくれてたみたいだから、じゅんからお礼だった。」

俺の目の前には、二つ分のケーキが。いつもこんなに一気に食べたらだめって言われるのに。
よこにすわってるじゅんくんを見たら、にこって笑ってた。

「おかし、俺だけ買っちゃったから…その分のおれい。かずありがとね？」

「じゅんくん…ありがとう、だいすき！」

思いっきりぎゅーって抱きついたら、じゅんくんも抱きしめてくれた。じゅんくんはやっぱりすごく優しい！じまんの弟！
でも、1人でケーキ食べるのはさみしいなあ…

「ね、じゅんくん。いっしょにケーキ食べてくれない？」

「え、でもそれかずの…」

「いっしょに食べてくれるのがお礼ってことで！だめ？」

「…んーん、だめじゃない！」

いっしょにケーキ食べて、お腹いっぱい！1人で食べるよりもだれかと食べたほうがおいしいもんね。
お皿をかたづけてリビングでまーくんとゲームしてたら、じゅんくんがおかしを持ってやって来た。

「かず、俺のおかし半分あげる！」

「え、いいの？」

「うん！おれい！半分こねっ？」

おかしを半分くれた時に、おかいものの前にさとにいが言ってたことを思いだす。
協力…俺1人がお兄ちゃんだってがまんしなくてよかったんだ。じゅんくんだって俺と同い年だもんね。ほんとは協力したかったのかもしれないな。

「じゅんくん、ありがとっ！」

こんどは2人で力合わせてがんばろうね！