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「みゅーと!おーい!」
七五三掛くんはそう言いながら
口をプクーッと膨らました
THE あざとい
って感じ
こんな顔してても
キュンキュンしてしまうわたしは
末期だと思う
「え?しめ一途そうなのに」
あらんの意見に
心の中で頷きながら
七五三掛くんの返事を待った
めっちゃ意外
1年いったことないなんて
「いや、俺一途なんだよ?
一途なんだけどさ〜
もう俺の話はいいから
みゅーと、面白い話して!」
「いや、しめ無茶振りすんなって!」
結局、そんなこんなで
みんなでゆっくり話をして
最後は七五三掛くん、みゅーとくんと
LINEを交換してさよならをした
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『Aさ、分かり易すぎだから!』
「え?なんのこと?」
あらんと、2人の帰り道
隣を歩く顕○が
すこし誇ったような顔をした
『好きなんじゃん、
しめのこと』
「え?」
『しめが喋り出すと
すぐ俯くし、
わたし恋してます!って
顔に出してるようなもんだよ?』
「そ、そんなあ…」
そんなつもりなかった、けど
無意識に出てたのなら
否定はできない
『LINEもゲットできた訳だしさ
デートでも誘ってみればいいじゃん』
「デートなんて無理だよ…」
あらん、はいつも堂々としてる
そりゃこんな容姿だったら
こわいものなんてないんだろうけど
『じゃあ俺とデートする?』
「は?」
『俺じゃ嫌?』
「今日行ったじゃん、
欲しい服買えたんでしょ?」
『…そうだけどさあ』
あらんは時々不思議なことを言う
「あらん?」
『…まあいいや、早く帰るぞ』
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作者名:そら | 作成日時:2018年7月20日 22時