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「みゅーと!おーい!」






七五三掛くんはそう言いながら
口をプクーッと膨らました

THE あざとい

って感じ




こんな顔してても
キュンキュンしてしまうわたしは
末期だと思う







「え?しめ一途そうなのに」






あらんの意見に
心の中で頷きながら
七五三掛くんの返事を待った

めっちゃ意外
1年いったことないなんて







「いや、俺一途なんだよ?
一途なんだけどさ〜
もう俺の話はいいから
みゅーと、面白い話して!」

「いや、しめ無茶振りすんなって!」








結局、そんなこんなで
みんなでゆっくり話をして
最後は七五三掛くん、みゅーとくんと
LINEを交換してさよならをした









.




.



.







『Aさ、分かり易すぎだから!』

「え?なんのこと?」






あらんと、2人の帰り道

隣を歩く顕○が
すこし誇ったような顔をした







『好きなんじゃん、
しめのこと』

「え?」

『しめが喋り出すと
すぐ俯くし、
わたし恋してます!って
顔に出してるようなもんだよ?』

「そ、そんなあ…」







そんなつもりなかった、けど
無意識に出てたのなら

否定はできない








『LINEもゲットできた訳だしさ
デートでも誘ってみればいいじゃん』

「デートなんて無理だよ…」






あらん、はいつも堂々としてる

そりゃこんな容姿だったら
こわいものなんてないんだろうけど









『じゃあ俺とデートする?』

「は?」

『俺じゃ嫌?』

「今日行ったじゃん、
欲しい服買えたんでしょ?」

『…そうだけどさあ』







あらんは時々不思議なことを言う







「あらん?」

『…まあいいや、早く帰るぞ』

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作者名:そら | 作成日時:2018年7月20日 22時

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