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「ふふっ、またドジやってるわ」
っ!
ふいに後ろから聞こえた声
安心する壱馬さんの声、、
「なにやってんのもう」
なんで、、?
あんな酷いこと言ったのに、、
なんで何もなかったみたいにするの、、
しゃがみ込んで荷物を拾ってくれる
カバンに全部直してから私の目の前にしゃがみ込む
「あれ、、泣いてる、、?」
少し俯いていた私の顔を覗き込まれる
転んで泣いたと思われるのが恥ずかしくて服の袖でさっと拭いた
「どっか怪我した?」
優しくしないでってば、、
どれだけ拭いても涙は止まらなかった
「っ、、かえります、、」
帰らなきゃ、、
離れなきゃ、、
まだ泣きやまないまま立ち上がってドアに手をかけた
「Aちゃん、、俺、、、」
「いまはなにも、、ききたくないです、、」
何を言おうとしたのかは大体わかってる
きっと壱馬さんのことを知ってしまったことに気付いてる
自分のことを隠してたことを謝りたいんだと思う
でもそんなのは仕方ないことで、、
壱馬さんが悪いなんて思ってない
だから謝らせたくない、、
壱馬さんの顔を見ないまま部屋に入った
「もう、、わかんないよ、、」
ドアが閉まりその場に座り込んだ
どうすれば忘れられるの、、?
お酒のせいで頭は冴えない
いつのまにか寝てしまっていた
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結歌 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 19のここの部分 今後また来るかとしれないと思うと怖くて苦しくなる これ正しくは今後また来るかもしれないと思うとではないんでしょうか? (9月16日 1時) (レス) @page19 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2023年6月5日 8時