1 ページ1
『つまらない』
『もう少し凝ったものは描けないの?』
ファッションデザインが描かれた書類を両手に抱えて自宅のエレベーターに乗る
連日続いた撮影を終えて体力はほぼゼロ
つまらない、か、、。
田舎で生まれ育った私は偶然友達の家で見たファッション誌をきっかけに服に興味を持った
いつか自分がデザインした服を沢山の人に来てもらえたら、、それが私の夢になった
ファッション科のある専門学校を卒業後、流行の勉強のために上京し、ファッション誌の撮影部に入社、、したのはいいものの
デザインとは全く関係ない仕事ばかり。
毎日毎日走り回って、モデルさんのケアから撮影の段取り、後片付けまで。
デザインなんて描いてる暇なんて無いくらい朝から晩まで忙しい。
それでも家に帰ってからデザインを何十枚も描いて、先輩の手が空いた時に見てもらっている
つまらないなんて、、
そんな言い方しなくてもいいじゃん、、
少し不貞腐れながら登っていくエレベーターの中でため息をついた
540人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結歌 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 19のここの部分 今後また来るかとしれないと思うと怖くて苦しくなる これ正しくは今後また来るかもしれないと思うとではないんでしょうか? (9月16日 1時) (レス) @page19 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ysakamosan | 作成日時:2023年6月5日 8時