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ゴロゴロゴロ!!
「ひゃっ!!もー、、雷やだ、、」
自分の部屋で布団に包まってるとドアが開いた
「A〜、もう俺寝るけど1人で寝れんのー」
「ね、寝れるよ、、!もう子供じゃないから!」
「ふっ、あっそ、おやすみ〜」
どう見ても大丈夫じゃない私を見て鼻で笑われた
絶対1人で寝てやる!
そう思ったけど結局、、、
「お、お兄ちゃん、、入っていい?」
「ふふ、ええよ、おいで」
「もう限界、、こわい、、」
しゃーないなーと言われながら布団に入れてもらう
「初めから俺の部屋来たらよかったのに」
「だって、、高校生にもなって恥ずかしいもん」
「まあ、、そやな」
「笑わないでよ!真剣に怖いんだから!」
「はいはい」
ごめんごめんと頭をぽんぽんとされ、気づけばいつの間にか朝になっていた
横で寝ているお兄ちゃんを起こさないようベッドから出ようとした
あれっ、、
なんか動きにくいと思ったら、お兄ちゃんと手を繋いで寝てたんだ
そういえば昔からそうだったかも
「んん、、おはよ、、」
「おはよ、お兄ちゃん手、ありがと」
「ん、寝れた?」
「うん、寝れたー」
お兄ちゃんの所に来ると安心して寝れたのは、ずっと手を繋いでくれてたからなのかも
雷の日は最悪だけど、ちょっとだけお兄ちゃんを好きなった日にもなった
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2023年2月21日 23時