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「壱馬さん!見ましたよ記事!」
あれから何日か経ち、メンバー全員の取材日
控え室に着くと翔平が駆けつけてきた
「あ、見たんや、、あの皆さんすみません。俺結構キツく言ったんでグループにも迷惑かけるかも、、」
しれないです、、と深々と頭を下げようとしたら慎が割り込んできて
「いや!壱馬さんの評判上がりまくりですよ!」
え?いやいやそんなはずない
だって記事には案の定、変な風に書かれとったし、俺の言葉も柔らかくすることもなくそのままやったし、、
「ほらsnsの反応見てください!」
たっくんにそう言われて見てみると
《壱馬くん、、惚れ直しました、、♡》
《さすが壱馬さん。普通に一般人追いかけるとかありえないよね!!》
《彼女さん帽子で隠れてるけど絶対美人!お似合い!》
まじで、、みんな、、
snsでは応援のコメントがズラーっと流れていた
「だから心配しなくて大丈夫!俺たちも壱馬の味方なんだから!」
「北人、、」
優しいメンバー、あったかいファンのみんなに恵まれて俺はほんまに幸せ者や
「彼女大事にしてやれ!」
「、、はい!、、陣さんも早く出来るといいですね」
「うるさいっ、余計なお世話や!」
その夜、今日の事をAに話すと
「えっ、、壱馬のファンの子も、、?ほんとに、、?」
「おん、みんな優しくて俺ちょっと泣きそうなったもん」
「私もなんか泣きそう、、へへ」
目に薄ら涙を浮かべるAの頬に手を当てて
「俺ら絶対幸せ者やわ」
「うん、私もそう思う」
目が合って自然と唇が触れた
これから先も何があっても絶対幸せにする
そう誓った夜だった
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2023年2月21日 23時