興味 ページ1
家に着いても起きる気配のないAを、おぶってタクシーを降りる
そういや、あの時はまだ付き合ってなかったな
いつかの同じ様な日を思い出す
「んー、かず、、ま、、」
「起きた?もう家やで」
耳元で可愛らしい声が聞こえ、思わず口角が上がる
ベッドに寝かせると、とろんとした目が合った
「かずま、、もう、いいよ、、?」
「ん?え、なんのこと?」
Aが何を言いたいのかさっぱり分からなくて聞き返す
「っ、、だから、、!いいよ、、って、、わたしのこと、、、もらっていいよ、、?、、」
ふわっと両手を広げるA
え、嘘やん、、
誰に教えてもらったんそんなん、、
お酒のせいで呂律が回ってないからか、色っぽく感じてしまう
「っ、、なに寝ぼけてんねん(笑)」
「、、、」
いやいやいや、と笑って誤魔化して頭を撫でる
それでも何も言わずに真っ赤な顔で目を逸らすAを見れば、寝ぼけて言ってる訳じゃないことくらいすぐに分かる
「かずま、なんで、、?わたしのからだ、、きょうみない、、?」
「え、、、」
ちょ、待ってなにこれ。
これはもしかして、、いや、もしかしてじゃなくて確実にリナに変なこと教え込まれたな、、
正直、もう彼女になったしこのままするのも全然問題は無い
でも酔った勢いで、記憶も曖昧な内にしてしまうのはやっぱり嫌で。
興味ない訳ないやん
どんだけ我慢したおもてんねん、、
「あんな、、興味深々やで、でも、今日はあかん」
「、、わかった、、ねるね、、おやすみ、」
自分でも酔った勢いは良くないと思っていたのか、案外すぐに受け入れてくれた
あっかん、、俺これからめっちゃ意識してまうやん、、
1人で悶々としながら寝室を出た
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夢 - 初コメ失礼します。最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます! (2022年12月4日 22時) (レス) @page1 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さゆ | 作成日時:2022年11月26日 23時