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外れてほしいと強く願うと、鎖はあり得ないほどグチャグチャになって外れた
ナイフがあともう数センチというところでサニーに覆いかぶさりプロテクトを全開にする
その威力は子供とは違い、力が強すぎると相手まで気絶させることもある
私の周りのやつらが全員倒れたのを確認して、私も気を失った
んっ、、
「目が覚めたか」
「、、あれ、、私、、」
目を覚ますとルプスにおぶられ、夜道を歩いている途中だった
「よくやった。サニーは無事だ。ベイリーが先に連れて帰った」
「そ、そっか、、よかったぁ、、」
「ったく、無茶しやがって」
基地に着くとサニーは眠っていた
さらりと髪を撫で部屋へ戻ろうとした
「A、怪我はないのか?」
「ルプス、、うん、平気!」
「見せてみろ」
正直鎖で縛られた腕はヒリヒリと痛みが続いていた
ルプスは私の手を取り赤くなった腕をさすりながら話す
「あまり心配かけるな」
「心配?、、ルプスが、、心配してくれてる、、」
「俺だって心配くらいするだろ」
ルプスは普段からクールで冷静だから、心配なんて無縁かと思っていたから少し嬉しく感じた
「もう寝ろ」
「うん、おやすみルプス」
「ああ、おやすみ」
ルプスは私の頭を撫でて、部屋へ戻っていった
「意外と心配症なんだ、、ふふ」
私も部屋に戻り眠りについた。
そういえば後日キューブに聞くと、あのお守りは強く願ったことが叶うというものだったらしい
そんな魔法のようなものがあるんだ、、
ルプスが私に持たせるようにキューブに指示したとは知らないまま、また平和な日常が戻った。
どこまでも心配性なルプスなのだった、、。
※原作と違う部分もありますが、大目に見て頂けるとありがたいです、、
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2022年6月24日 23時