いろんな川村さん。(川村壱馬) (ページ36)

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「壱馬くん、、あの噂って、、」

先輩達は、私を抱きしめた壱馬先輩に驚いていた

「あー、別にあんたらがなに噂しててもええけど、」

耳元で聞こえる低い声にビクッとする

「こいつ傷つけられんのは許さんから」

壱馬先輩、、

それだけ伝えると、壱馬先輩は私の腕を掴んで歩き出した

「壱馬先輩、、どこ行くんですか、、？」

そう聞いても返事はなく、着いたのは壱馬先輩のさぼり部屋だった

着いてからも何も話しかけてはこなくて、

「あ、あの、、また助けられちゃいました、、へへ」

気まずい空気を変えようと明るく話しかけてみる

「あのさ、、あんた俺のこともう諦めたん」
「え、、？」
「あんなに付き纏って、キスまでしようとしてたくせにもう終わり？もう好きじゃなくなったんや」

「好きです、、！！何されても、、何言われても、、好きです、、壱馬先輩のこと、、」

好きに決まってるよ、、

「でも、、私なんかより可愛い人とか綺麗な人とか、、壱馬先輩の側にはたくさんいるから、、だから、、」

諦めます

そう言おうとした。

でもその言葉を聞きたくないとでもいうように、私の唇は塞がれていた

「、、っ、、勝手なことすんなよ、、勝手に好きになって勝手諦めるとか、、」
「だ、だって、、！」
「じゃあ、、本気で俺に惚れさしたるから、、覚悟しとけ」

壱馬先輩、、

壱馬先輩の方がお馬鹿さんだよ、、

もう惚れてるってば。バカ。