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…
す「おい、お前ら……」
安「なぁ、お願い。しぶやんにしか頼まれへん。
こんなお願い、無理なんはわかってんねんけどさ。」
ー渋谷sideー 約:20分前
す「は？合宿に行きたい？」
安「うん。大倉がいいとこ見つけてくれてさ。
この……ライブハウス兼ゲストハウスのところ。
学生割引あるし、高校生は大人ひとりで借りれるねんて」
大「Aの為に、いや、軽音部のために」
丸「思い出、ちゃんと残したい。」
す「いや、そんな事言われてもなぁ……
上に掛け合ってみんことも無いけど、
通るとは思われへん…ねん」
なんせ、
それに、合宿許可とか出す春島先生は軽音部を毛嫌いしてるハゲジジイやし……
音楽のこと1ミリもわかってへんし、１μｍも触れたことないようなやつやからな……
安「お願いしますっ！」
大丸「お願いしまっす！」
それぞれが勢いよぅ頭下げる。
で冒頭に戻るわけで……
ーー
す「まあ、一応言うてみるわ。
文化祭には絶対多めに体育館抑えられるようにしとくからな？」
全面戦争……やな
ふぅ、とため息が漏れる。
安田は、不安そうに、俺に抱きついた。
す「なっ、なんやねん」
安「A、中学の時はずっと抜け殻みたいやったんです。」
不安そうな、悲しそうな、
寂しそうな、そんな目。
やれるだけの事はやる。
それだけ伝えて、3人を保健室から追い出した。
…
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作者名：ゆうか | 作成日時：2020年3月14日 14時
