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それから1ヶ月、入部してないけどよこちょが放課後によく顔を出すようになった。
『よこちょ〜音合わせしよ〜』
横「いやや、せぇへん」
『なんでぇ』
こんな会話を毎日しながら、最後には1回だけやってくれるようになって、
安「今日村上先生が言うてたんやけど、
もうすぐ文化祭きかくきくぁんに入るらしいな」
『ちゃんと言うてや』
錦「くぁんってなったな」
安「もぉ、あかんわぁ」
丸「ぱぁぁぁぁん」
『びっっっぁっ!!!!!!!!!!!???』
錦「おい丸っ!」
丸「わぁごめーん」
年下のどっくんにビビってる丸。
この関係位置意外と好き。
『もうすぐ夏休みやなぁ……』
安「今年こそはもっといっぱい練習できたらええなあ」
丸「今年は?ってどういうこと?」
『中学の時は……認めて貰えなかったから。』
部活として認められず、文化祭でも、体育祭でも何も出来なかった。
安「そのせいで、Aの中学校生活は3年間最強のバレーチームエースやってんなぁ」
『あれはマジでヤスのお陰やで』
僕だけやったらなんも出来へんかったのを、やすが毎日付きっきりでアドバイスしてくれたり、
練習付き合ってくれたからこそ。
『マジ感謝』
手のひらを合わせて拝むと、まんざらでもない顔でにっこり微笑む。
『あと、音楽全然興味ない男共が多すぎた。』
安「A目当ての輩どもなぁ」
丸「そんなことあったんや……」
大「今も昔も色々と大変なんやなぁ。」
『さすがに姫とは呼ばれてへんかったけどなぁ』
錦「いや、そんなことないで。みんなかげではずっと姫って呼んでたで」
『なんでどっくんの中学にも噂拡大してるん?』
他中学のどっくんのところに噂行くってどんだけ有名人だよ
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年3月14日 14時