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#11 ページ11




安田side




丸に話を聞けば、昼休みの少し前に、屋上でAを待ってた丸。




その後に来た亮が


「お前がどんだけAのこと好きでも、

Aはお前のこと好きじゃない。

あいつはずっと好きなやつがおるねんや。」




そう言ったらしい。




誰かは教えてくれへんかったみたいやけど、


すごいマウントとられてるやん……





安「でも…誰なんやろね、Aの好きな人って」



丸「え?章ちゃんも知らんの?」




安「うん。気付かへんかった。」





丸「誰なんやろなぁ……

亮ちゃんには、言ったってことなんかな」




安「いや、でも諦めたくはないよなぁ」



丸「当たり前やん。

僕の愛を舐めたらあかんで?」



安「丸は強いなぁ」




丸「へへっ」






先輩やのにあんまり先輩っぽくない丸。




丸に僕は今、嘘をついた。






本当は知ってんねん。



Aの好きな人を…








ただ、





安「亮にキスされても抵抗せぇへんかったAが気になる……なぁ」



丸「うん……確かに…


勝者の余裕ってことかな?」





安「いやでも、わざわざ勝ち試合なのわかった上で丸のことなんか煽らへんやろ?」

丸「おぉい、それどういうことや?」



安「そのまんまや」



亮は相変わらずよぉわからへん。、









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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年3月14日 14時

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