転校生、忍者少女 (ページ44)

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昔の時間ページ44

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　皆で教室に戻って私の話をする

白「・・・私はね、あの暗殺組織に生まれたの・・・

　暗殺者の両親からね・・・

　でも、私は５歳で両親を殺したわ・・・」

岡「！・・・どうして・・・？」

白「組織の掟よ・・・

　弟子はいずれ師を殺さなければいけないの

　殺してから一人前の殺し屋になる

　私の場合その師が両親だったのよ・・・」

　あの時の事を思い出しながら

　私は昔の事を語った

　びちゃぁっ

「・・・これでめでたく１００人目か」

　この数は私が今まで殺してきた数

　まぁ、まだ１８の私にしちゃぁ上出来だと思う

　この年で組織のリーダーをやるほどだし

　と言ってももう十数人しかいない小さな組織だけど

　ガタッ

「！！だれ！」

　「うわぁ！？血まみれだ・・・」

　男・・・？

　！この家の生き残りか・・・

　「きみが、やったの？」

「そうだけど・・・」

　男に見えないようにナイフを持つ

　一見長身の男だけど弱そうだし

　脅せば何とか

　「ありがとう」

「・・・へ・・・？」

　突然の言葉に阿呆な声が出た

　は・・・？”ありがとう”・・・？

「・・・」

　「あはは、間抜け面」

「！殺すぞ！」

　「？その発言だと俺を元から殺す気はないって言い方だけど」

「！も、元から殺すつもりでいたわよ！」

　「じゃぁ、なんですぐ殺さないの？」

「なんとなくよ！」

　「ふぅん」

「・・・随分と落ち着いているじゃない普通なら怯えているはずだけど」

　「ん～、まぁ、仕方ないかなってそれに、」

　 ”君みたいなきれいな子に殺されても本望だから”

「・・・！！！？」

　「あ、真っ赤か」

「うるさい！！アンタバカなの！？いや、バカだ！！」

　「ひどいなぁ、これでも大学は首席だよ？」

「そういうことじゃない！！」

　てか、年上だったのか・・・

「はぁ、なんか殺すき失せたわ・・・いい？私の事誰にも言わないでよ

　言ったら殺すから！！」

　「あ、まってよ！

　よかったらまた来てよ！俺、ずっとここで待っているから！」

「・・・」

　またこいって

　私は殺し屋よ・・・？

　なんて危機感のない男

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