転校生、忍者少女 (ページ34)

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悩みの時間ページ34

貴女ｓｉｄｅ

　それから数分後

　あの時の殺し屋３人が来て

　皆に盛られたのは偽物のウィルスだと知らされた

　殺し屋としてどちらが自分たちにリスクがあるか考えた結果だ

　運が良かった

　それからウィルスの開発者にアフターケアも万全な栄養剤をもらい

　私たちにエールを送ってヘリと共に去っていった

　私たちも別のヘリに乗りみんなのいるホテルへと向かい

　ホテルのみんなに大丈夫なことを伝え全員疲れで眠った

貴『ん』

　目を覚ます

　患者だった人たちを見る

　顔色も良くなっている栄養剤の効果は抜群のようだ

　皆を起こさないように体操服に着替え私は外に出た

　今は３時という所か

　こんな昼間になってもみんな疲れがひどいのか寝ている

　私も多少疲れが残っているが

　体を動かさずにはいられなかった

　主が起きてたら稽古してもらおう

　海岸では何やら烏間が部下と共に作業している

　恐らくタコを殺すためのモノだろう

ビ「あら？アンタもう起きたの？まだ寝てればいいのに」

貴『！・・・イリーナ・・・』

ビ「まともな名前言ってくれるの本当にアンタだけよ・・・」

貴『？』

ビ「もしかして白夜探してるの？」

貴『そうだ』

　イリーナと主は昔一緒に仕事をしたことのある中のようで

　２人はとても親しい仲だ

ビ「あいつなら今カラスマの手伝いしてるから手が離せないと思うわよ」

貴『・・・そうか』

ビ「？アンタなんか悩みでもあんの？」

　？悩み・・・

貴『ある』

ビ「やっぱりなによこの際だから聞いてあげるわ」

貴『・・・私には暗殺者の才能があるか？』

ビ「？そんなこと？」

　私の悩みはこれだ

　潮田を見て私の暗殺者としての才能はどんなものなのか分からないでいた

　私は相手に警戒させないようにする

　あの穏やかな顔も何もできない

　なぜ、主は私を拾い暗殺者として育ててきたのだろうか

ビ「ん～・・・あるんじゃないの？

　暗殺者なんて人それぞれなんだから

　私だって最初は殺し屋のスキルなんて一つも持っていなかったもの

　それに不満を持っているなら

　技磨いて白夜みたいな凄腕の暗殺者になれるように

　あいつらと頑張ればいいじゃない」

　メグたちと・・・

貴『そんなものなのか？』

ビ「じゃないの？」

　イリーナはその言葉とともにその場を去った

　稽古はやめだもう一度眠ろう

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