転校生、忍者少女 (ページ30)

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黒幕の時間ページ30

貴女ｓｉｄｅ

　烏間が最上階の見張りを一人締める

烏「ふうぅ～大分体が動くようになってきた」

　それでもまだ力半分らしい

　あいつ一人潜入した方がよかったんじゃないか？

律「皆さん最上階部屋のパソコンカメラに侵入しました

　上の様子が観察できます」

　映像を見る限り残るのはこの男一人みたいだな

　しかも今ウィルスに感染した奴らを見ている

貴『・・・』

　こいつは殺し屋じゃないみたいだな

　殺し屋の使い方が雑だ

　タコもそれに気づいていた

烏「さぁ時間が無い・・・」

　烏間がこの部屋に侵入する際のそれぞれの役割を指示していく

　指示が粗方終わり最上階の部屋に入る

　烏間が行けとサインを出す

　全員体育で習得したナンバをやる

　これは主がみんなに教えたものだ

　ナンバは暗殺には欠かせないものだからな

　黒幕の姿が見えた

　そいつのすぐそばには配線のついたスーツケース

　あれがおそらく治療薬だ

　手元には爆弾のスイッチがある

　慎重に行かなければすぐに薬を爆破される

　もしそうなりそうなときは私か烏間が阻止することになってる

　そして同時にみんなが拘束する

　皆のためにこの作戦は失敗するわけにはいかない・・・！

　ナイフを１本手に持ち相手に投げる姿勢を取る

　タイミングは・・・今・・！！

　「かゆい」

　「「！！」」

　「思い出すとかゆくなる

　でもそのせいかないつも傷口が空気に触れるから・・・

　感覚が鋭敏になってるんだ」

　黒幕の男は起爆スイッチと同じ形状のものをたくさんばら撒いた

貴『！』

　皆の顔がどこか怯えているようにみえた

　どうしたというのだ・・・？

烏「連絡が付かなくなったのは

　３人の殺し屋の他に身内にもいる

　防衛省の機密費暗殺に使うはずの金をごっそり抜いて

　俺の同僚が姿を消した

　・・・どういうつもりだ

　鷹岡ァ！！」

貴『！』

　メグたちが前に言っていた

　私が来る前にいたＥ組の教師だった奴

　こいつが・・・

鷹「悪い子達だ・・・恩師に会うのに裏口からくる

　父ちゃんはそんな子に教えたつもりはないぞ

　仕方ない夏休みの補習をしてやろう」

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