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インタビューはさらに続いた。
司くんに続いて次はたまたますぐそばにいた「軽薄メンタリスト」ゲンくんにマイクを向けた。
「アメリカね〜100億年くらい住んでたんだけどカワイイよ〜海外の娘も♪
あとアメリカね〜自由の女神とか残ってんじゃない、銅だから。」
「あっそうか!銅なのアレ?」
『銅製だけどよく知ってるねゲンくん。』
「そうなの?何一つ知らないよ〜♪」
「適当すぎないキミ!?」
あはは、今日もゲンくんのペラペラなお口は絶好調のようだ。
続いては船の中をぴょこぴょこと動き回る「名探偵少女」スイカちゃんだ。
「こないだはコッソリ船に乗って怒られたけど島でガンバったごほうびに今度はちゃんと乗せてもらえたんだよ!今度こそたくさんお役に立つんだよー!!」
「お役に立ってるのしか見たことないけど。」
『ね。』
やる気十分でなにより、これからも彼女の活躍に期待できそうだ。
次にインタビューしたのはモノ作りチームの「閃き科学使い」クロムくんと「神腕職人」カセキおじいさん。
「オホホ〜ワシのカワイイレコーダーちゃんコレ録ってる?今録ってる?」
「ウルシ塗った木の筒に音掘りこんでんだよ!掘りやすくてスイスイ録れんだぜ。どうよこの俺のヤベー閃き!!」
「出発の意気込みを聞いてんですけど!」
『あはは・・・。』
次は新たな船員として加わった「堅物の投擲戦士」キリサメ。
「あなたがたの力になれという与えられた命に従うだけです。」
「堅った〜、キリサメちゃん自身の思いとかそういうの聞きたいな。
そうだ!堅い同士!金狼クンとか愛称良さそ♡どう?どう思う?」
唐突の恋愛的な質問にそういったジャンルに慣れていないキリサメは顔を赤くして「知らない」とそっぽを向いてしまった。
ならばと話にあがった「堅物の槍戦士」金狼くんをインタビューし、キリサメのことを聞いた南ちゃん。
「キリサメをどう思うか?ああ相当な手練れだ。現状俺よりも上だろう、我々も負けてはいられないぞ、もっと鍛えねば!
なのに銀狼の奴・・・いや松風の世話焼きがなければどうなっていたか。」
わかってはいたけど金狼くんがキリサメについて答えたのは戦力としての話であり恋愛的思考は全くなかった。
南ちゃんは何とも言えぬ顔をしていたので気を取り直して次へ行くことを促した。
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西羽(プロフ) - 更新ありがとうございます! ヒョが優しい…だと…?!(笑) 次回も楽しみにしてます♪ (2021年6月7日 16時) (レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
西羽(プロフ) - この作品がとても好きで、少しでも時間を見つけては読み進めて一気に読み終わっちゃいました! 冗談や過言でなく最近の私の支えになってます、番外編もまた是非読みたいです。お忙しいかと思いますが応援してます、更新を楽しみにしてます。 (2021年6月1日 21時) (レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - この話面白くていつも読んでます!弥さんのペースで頑張って下さい!続き楽しみにしてます! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 続編おめでとうございます。スランプ‥‥私が言えたことじゃないですが、大変ですね‥‥どうか無理をせず、弥さんのペースで書いてください。応援しています! (2021年4月25日 0時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
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