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  複数の六角形のパネルがテーブルいっぱいに置かれる。
  そのパネル一枚一枚には山や森の絵(作:基本先生)が描かれてあった。

 「おぉおおなんだかボードゲームみたいだな。」
 「軍議ですね。位置関係が至極分かりやすい!」
 『敵陣の場所わかるの?』
 「クロムたちの電波から方角、連絡してきたタイミングでおおまかな距離がな。」

  そう言って羽京くんは物差しでクロムくんたちの大まかな位置を割り出し、そこに私達ペルセウスのパネルと敵やクロムくんたちのイラストが描かれたパネルを置いた。

 「ででもこっちの場所もバレちゃったんでしょぉ。もうこれペルセウスごと逃げたほうがいいんじゃ・・・。」
 「敵に哨戒機がいちゃ無意味だよ。逆に陸地っていう逃げ場を失うだけだ。」
 「だよねえ僕もホントはそう思ってた。」

  羽京くんの言葉にキリッとした顔で頷いた銀狼くん。こんなときまでこの子の掌返しは、もう・・・。
  司くんが氷月くんに問う。

 「氷月。君が敵陣、Dr.ゼノの立場ならどうする?」
 「海賊船を作りますね。」

  海賊船のイラストが描かれたパネルを基本先生から受け取った氷月くん。

 「敵がちゃんとしていればですが、火器の差は明白なんですから高速の小型ボートで接近し一気に制圧する。大型船では逃れようがありません。」
 『近代の本物の海賊と同じやり口だね。』
 「哨戒機で私たちペルセウスの位置は完全に把握され、上空からも掃射。
  私たちが接近戦でどれだけ強かろうと空は飛べません。」
 「制空権を一方的に握られた戦闘に勝ちの目はないよ。」
 「はっはー、その通りだ。つまりVS飛行機にはドッグファイト、飛行機で闘う!!作るぞ、空母ペルセウス!!総力突貫工事のスタートだ・・・!!」




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西羽(プロフ) - 更新ありがとうございます! ヒョが優しい…だと…?!(笑) 次回も楽しみにしてます♪ (2021年6月7日 16時) (レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
西羽(プロフ) - この作品がとても好きで、少しでも時間を見つけては読み進めて一気に読み終わっちゃいました! 冗談や過言でなく最近の私の支えになってます、番外編もまた是非読みたいです。お忙しいかと思いますが応援してます、更新を楽しみにしてます。 (2021年6月1日 21時) (レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - この話面白くていつも読んでます!弥さんのペースで頑張って下さい!続き楽しみにしてます! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 続編おめでとうございます。スランプ‥‥私が言えたことじゃないですが、大変ですね‥‥どうか無理をせず、弥さんのペースで書いてください。応援しています! (2021年4月25日 0時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月25日 0時

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