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コハクちゃんがある一点を指した。
「あの飛び出た岬に石像がめっぽう固まっている場所があるな。本当、何故・・・。」
コハクちゃんの言う通り、飛び出た岬には石像が山のように積み重なっていた。
「あ゛ぁ、車がクラッシュしまくったんだろ。」
「乗ってた車は全部朽ちて、中の石像だけが残ったんだね・・・。」
「?海じゃねここ、車とかいなくね?」
「はっはーむしろ車だらけだ!俺は自分の船で通ったぞ。」
『うん・・・私も通ったことがあるよ。
数千年前、ここにはたしかに、太平洋への玄関口があった・・・ゴールデンゲートブリッジが。
・・・ホントに全部無くなっちゃったんだ・・・人の作ったもの全部。』
「内心どっかでワンチャン助けてもらえるかも・・・とか思ってたな。」
ああだめだ、あの日の日々がまた思い出してしまって泣いてしまいそう。
しかしそんな落ち込んだ空気を、大樹くんの大声で吹き飛ばされてしまった。
「違うそうじゃないぞみんな、コーンさえゲットして育てれば科学の力でもう世界中の石像全部復活できるんだからなー!」
「あ゛ぁ、俺らが助けに行くんだよ、全人類78億人を・・・!!!」
『・・・うん、そうと決まればさっそく探索開始だね。』
ペルセウスは大きな川の中に入り、暫くして停まった。
「ここサクラメント川から二手に別れる!資源補充チームとコーン探索チームだ。」
「戦闘員は、猛獣の危険がある探索チームの護衛だね。」
私はコーン探索チームに選ばれ千空くんたちとラボカーに乗った。
後ろから護衛をしてくれる司くんたちバトルチームがボートでついてきてくれている。
「とりま足でヤベーほどしらみ潰しにコーン探しまくんぞ!!」
「いやリームーでしょそれは、アメリカの広さ異常よ。」
「そもそも残ってっかは賭けだがな、コーンベルトっつってあるとすりゃここだっつうポイントがある!」
地図を広げ現在地を指す。
『西海岸なら狙いはカリフォルニア北部だね。』
「サンフランシスコ湾入ってサクラメント川をサクラメント街周辺まで・・・。」
「ちょちょちょ待って聖ちゃん千空ちゃん、あのねアメリカの地理みんなそんな知らない♪」
「おぅ要はこの川のぼりゃコーンあんじゃね??ってことだろ、とっとと行こうぜ!!」
「クロムちゃんのなんとかなるなるの場慣れ感ゴイス〜、さすが探索リーダー・・・。」
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西羽(プロフ) - 更新ありがとうございます! ヒョが優しい…だと…?!(笑) 次回も楽しみにしてます♪ (2021年6月7日 16時) (レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
西羽(プロフ) - この作品がとても好きで、少しでも時間を見つけては読み進めて一気に読み終わっちゃいました! 冗談や過言でなく最近の私の支えになってます、番外編もまた是非読みたいです。お忙しいかと思いますが応援してます、更新を楽しみにしてます。 (2021年6月1日 21時) (レス) id: 3a99c04527 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - この話面白くていつも読んでます!弥さんのペースで頑張って下さい!続き楽しみにしてます! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - 続編おめでとうございます。スランプ‥‥私が言えたことじゃないですが、大変ですね‥‥どうか無理をせず、弥さんのペースで書いてください。応援しています! (2021年4月25日 0時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
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