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  夜。
  ペルセウス号では科学王国の勝利と皆の復活を祝い、宴が行われていた。
  しかし皆がどんちゃん騒ぐ中、操縦室の方では科学チームが今だに通信機の修理に勤しんでいる。

  フランソワさんから軽い軽食を受け取り、操縦室へ向かった。

 「飲もうよぉお科学チームも!」
 「がんばりすぎなんだよ・・・!」

  飲んでいるのはコーラのはずなのに場で酔っているのか上機嫌な銀狼くんとスイカちゃんが操縦室に顔をのぞかせていた。

 『進捗はどう?軽食持って来たけど。』
 「ありがとう聖。」

  羽京くんが私に目を向けた時だった。

 「来た!来たぜぇえ電波!!」
 「直っちゃったわーい!通信装置!!」

  電波が戻ったことにはしゃぐクロムくんとカセキさん。
  クロムくんの大声は外まで聞こえ、私達含め外で宴を楽しんでいた皆も喜びの声をあげた。

  さっそく千空くんが本土のルリちゃんへ通信を繋げた。

 「あ゛ー、聞こえてっかルリ?」
 ≪!!!千空!ああよかった、ようやく繫がりました!!≫
 「楽しい思い出話は後だ、用件あんだろ言え。」

  あまりの淡々とした千空くんにアマリリスちゃんの顔が引きつる。

 「ええ〜・・・スッゴい島でいろいろあっての、元奥さんに久々でしょ?いいのあんなんで・・・。」
 「あれが千空だ。」
 『ドライだなぁ・・・。』

 ≪千空、あなたが不思議な通信を・・・。≫

  ルリちゃんの声が途切れ、室内に雑音が走る。
  羽京くんが目を見開き、前のめりでレーダーを見た。

 「通信が遮断された!!別の強力な電波で・・・。」
 「別のって!俺ら以外人間いないはずなんだから、それってもう・・・。」
 『ま、さか、ホワイマン・・・!?』

  雑音が続く、しかしそれも徐々に落ち着いてきた。

 「モールス信号か!?」
 「・・・いや、違う。」

  雑音はやがて止み、何か小さな音が聞こえ徐々に大きく、ハッキリと聞こえてきた。

 『人間の、声・・・??』

  通信機に近づこうと足を一歩前に出した時だった。


 ≪12800000m1second≫


 『―――!!!!』
 「ダメ!!石化装置を!!」






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まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します!ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです!これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください!影ながらも応援しています! (2021年4月18日 1時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月8日 23時

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