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「復活させるのはこの人達でいいの？」
『うん。』
薬師寺大学跡地から数名の石像を連れ帰ってきた私達。
理事長を始め、教授や先輩など大学内で最も医学、薬学に長けた人達を中心に連れ帰ってきた。
『とりあえずは今ある医療道具に対応できそうな人達を復活させようと思うの。』
「ああ、だから聖が通っていた研究室の人がいるのね、聖と同じで漢方医学に精通してるから。」
南ちゃんが納得したように頷いた。
今回復活させるメンバーはうちの大学に取材に来た南ちゃんなら見覚えのある人ばかりだろう。
なんにせよ、これで念願の医療班ができるわけだ。
海に出ている間本土に急病人が出ても即座に対応できる人達ばかり、これで私も皆も安心できる。
「よし、全員に服着せたよ。」
男性陣の石像に服を着せてくれていた羽京くんと司くん。こちらも女性陣の石像に服を着せ終えたところだ。
『よし、じゃあさっそく。』
私達は目の前の５人に復活液をかけた。
少しして、表面の石化部分は音を立てて破れ、石の殻が次々と剥がれ落ちていく。
「・・・は？なななんだ！！？」
「い、生きてる！！」
突然意識を取り戻して皆は軽くパニックを起こしていた。
男の先輩が私をみつける。
「毒島さん！！？」
「あれ、ほんとだ。あと前取材に来てた人・・・え！？獅子王司！！？」
「これは一体全体どういうことだね。」
『みんな・・・お久しぶりです・・・！』
混乱する皆を診療所へ連れて行き、少し落ち着いたところで全ての出来事を話した。
皆は最初は話についていけなかったようだけれど、目の前に広がる真実を見て徐々に実感していった。
理事長が診療所に置いてある薬や医療道具を見た。
「すばらしい・・・いや、話を聞くにその千空くんという少年もだが、よく一からここまでの薬を・・・。え、なに？サルファ剤作ったの？マジで？？」
「これだけ道具も揃っていれば、私達が今持っている知識でやっていけそうね。」
「さすが毒島さん！！」
男の先輩が私の手を握ろうと手を伸ばした、のを間に入って止めた羽京くん。
羽京くんは柔和な笑みを浮かべ、先輩が伸ばした手で握手を交わした。
「聖とお付き合いしています。西園寺羽京です、よろしく。」
「アッハイ。」
「おー噂の彼氏くんかー、中々イケメンじゃない。」
『あはは・・・。』
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まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します！ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです！これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください！影ながらも応援しています！ (2021年4月18日 1時) (
レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
弥(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
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